トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 手植ブラシ 田口謹一 ー平成9年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)のダウンロード(PDF:321KB)(別ウィンドウで開きます)
※プレスシートは作成当時のものです。
現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
田口謹一(たぐちきんいち)さん
【故人】
手植(てうえ)ブラシ
手植ブラシ
22分
田口さんの父・壮吉氏は横浜でワイヤブラシづくりを教わり、上野池ノ端にて店を開いた。
田口さんは、大正11年(1922年)生まれ。子どもの頃からブラシづくりを手伝ううちに、自然と技術を修得した。終戦後、焼け跡から焼けてしまった機械などのサビをとるときに、ワイヤブラシを使った。そのため飛ふように売れ、材料を調達するのが一苦労だったという。昭和24年(1949年)に、ふさ子さんと結婚。浅草鳥越に新居を構える。ブラシづくりで木地の穴あけが一番重要という田口さんは、つぼ錐の刃を使い易いように自分で作っており、この刃を使うと穴からカスがきれいに出て来るという。その穴一つ一つに毛束を植え込むため、簡単には抜けない。田口さんのように、穴あけから毛植えまで一人でやっている職人は少なくなってきている。田口さんは、手作りにこだわりをもちながら、ボディ用・靴用などの手植えブラシの他、ワイヤブラシ、各種刷毛などを手がけた。
平成8年度、区指定無形文化財保持者に認定。
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