更紗染　真田定男　ー平成14年度制作「伝統に生きる」ー

区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。

映像紹介

プロフィール等

真田さんは昭和4年（1929年）生まれ。真田さんの父・甚吉氏は、小学校卒業後上京、東京神田下白壁町の二代目更勝こと廣瀬勝藏氏のもとで、明治33年（1900年）から修業につき、大正初年（1912年）頃、廣瀬氏の神田の工場を引き継いだ。工場が手狭になったため、大正10年頃に建てられた廣瀬氏の尾久の分工場へ移った。
真田さんは甚吉氏の長男で、昭和22年、18歳より修業につき、型摺更紗に従事する。昭和26年に社長となる。昭和30年頃に、良質な水の出る井戸を求めて工場を埼玉県越谷市に移転した。真田さんは昭和45年、甚吉氏が亡くなり跡を継いだ。
昭和61年、黄綬褒章受章。
平成13年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定。
現在、後継者である子息・真田貴司さんと共に仕事に取り組んでいる。