トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 桐たんす 川俣頼三 ー平成27年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
川俣頼三さん(かわまたよりみ)
【故人】
桐たんす
総桐たんす
26分
川俣さんは、昭和13年(1938年)生まれ。昭和31年より、父・川俣善七氏(号:善修、元区指定無形文化財保持者)のもとで修業を始め、桐たんす製作(木地作り)の技術を修得した。また、仕上げの技術を母方の親戚である小沼氏から修得した。木地作りと仕上げが分業である桐たんす製作において、川俣さんは両方の技術を修得しており、一貫してひとりで製作を行うことができた。
川俣さんは、通気性と密封性のバランスがよい会津桐や南部桐を使用し、各部位で用いる板の木目を見定め、桐材を裁断して削り、組み立てを行う。仕上げは、注文に応じて黄色と白色の砥の粉を調合して色合いを出す「砥の粉仕上げ」と、バーナーで灰色に表面を焼き付けて木目を浮立たせる「時代仕上げ」の技術を保持していた。
平成26年度、区指定無形文化財保持者に認定。
平成28年度地域文化功労者表彰(文部科学大臣表彰)受賞。
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