トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 木版画摺 松崎啓三郎 ー平成24年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
ここから本文です。
区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
松崎啓三郎(まつざきけいざぶろう)さん
木版画摺(もくはんがすり)
「名所江戸百景 箕輪金杉三河しま」
(歌川広重画)
29分
松崎さんは、昭和12年(1937年)生まれ。昭和27年に上京し、松村三井系の技術を受け継ぐ、台東区の木版画摺師の高木省治氏に弟子入りして技術を修得。4年間の修業の後、現在地で独立し、現在に至る。
木版画は絵師・彫師・摺師による分業制により製作される。摺師である松崎さんは、輸郭線が描かれた版木(墨板)と、色ごとに影り分けられた何枚もの版木(色板)を用い、何重にも重ね摺りして、多色摺りの版画を摺りあげる。絵具を調合することで様々な色を作り、版木の「見当(けんとう)」(摺りずれを防ぐための目印)に合わせて紙を置き、素早く精密に摺り重ねていく。現在は復刻浮世絵のほか、のし紙、菓子の懸紙(かけがみ)、千社札(せんしゃふだ)など様々な摺物を製作している。
平成23年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定される。
現在、後継者の子息・松崎浩繁氏(区登録無形文化財保持者)と共に仕事に取り組んでいる。
こちらの記事も読まれています
お問い合わせ
地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館
〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号
電話番号:03-3807-9234
ファクス:03-3803-7744
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください