トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 指物 井上喜夫 ー平成26年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
井上喜夫(いのうえよしお)さん
指物(さしもの)
楽屋鏡台
29分
井上さんは、昭和17年(1942)生まれ。昭和36年、高校卒業後、父・井上猪治(いじ)氏(元区指定無形文化財保持者)に師事し、指物の技術を修得した。
指物は、ほとんど釘を使わず精巧な木組みを用いて、引出しや蓋のある箱などを作る技術である。その技術は地域によって、それぞれに特徴を持つといわれる。その中で江戸指物は、武家用、商人用や江戸歌舞伎役者用を中心に発達し、継ぎ手を表に見せない工夫などにより、“華奢さで粋を表現する”のが特徴とされる。井上さんは、黄蘗(きはだ)、玄圃梨(けんぽなし)、桑、桐などの木材を中心に、茶箪笥、飾棚、文机、小引出しなどの家具や調度品、歌舞伎役者が使う楽屋鏡台(役者鏡台)を作成する。
平成25年度、区指定無形文化財保持者に認定される。
現在、後継者の子息・井上建志さんとともに仕事に取り組んでいる。
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