トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 扇子 深津鉱三 ー平成2年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年10月6日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)のダウンロード(PDF:366KB)(別ウィンドウで開きます)
※プレスシートは作成当時のものです。
現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
深津鉱三(ふかつこうぞう)さん
号 雲錦堂
【故人】
扇子(せんす)
「仕舞扇」と「中啓」
17分
江戸時代末期、深津さんの祖父・井上利兵衛氏が日本橋に扇子店を開き、父・弥一郎氏が二代目を継いだ。
深津さんは大正4年(1915年)生まれ。長兄、次兄とともに、扇子づくり、技術を学んだ。紙の裁断から竹骨に差し込んで作り上げる技術をもち、時に図案も考案し描いた。やがて、母方の養子となり、深津姓を名乗る。仕舞扇(舞扇)、中啓(能楽用)、持扇、干支扇、渋扇、豆扇、祝扇など、あらゆる種類の扇子を注文により製作した。皇室関係、役者関係の扇子も手がけた。「竹の骨が悪いと、よい扇子はできません。紙と竹骨と、よいパートナーを見つけることが大切です。扇子は、美しい直線と曲線とを同時に取り入れた古代からの美の完成品です。」と深津氏は語る。
昭和63年度、区指定無形文化財保持者に認定。
息女の深津佳子さん(故人・元区登録無形文化財保持者)が跡を継いだ。
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