トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 漆塗 角光男 ー令和3年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年2月17日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
この映像は、以下の賞を受賞しました。
漆塗
飯椀
29分
角さんは福井県生まれ。昭和38年(1963年)、高校1年生の時から、西尾久にあった義兄・加藤敏朗氏の営む工房へ、年末年始の手伝いに行っていた。同41年4月、高校卒業後に上京し、加藤氏に住み込みで師事し、本格的な修業を開始する。15年間修業して技術を修得し、同56年に現在地で独立した。親方の加藤氏は、向島(墨田区)で修業した父の忠夫氏から技術を修得した塗師である。
漆塗は、漆を木地等に塗り重ねて漆器に仕上げる技術。
角さんは修業時代には寿司・蕎麦用の道具を多く手掛けたが、今は椀の漆塗を中心に行う。また、独自の発想で製品化した陶製の漆塗ビアカップも手掛ける。寿司・蕎麦用の道具等の直しも、依頼があれば行う。昭和59年(1984年)には、オランダ・ロッテルダム市からの招聘を受けて漆塗りの実演を行うなど、評価が高い。現在、区内で漆塗の技術を保持している職人は角さんのみである。
令和2年度区指定無形文化財保持者に認定。
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