トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 刷毛 齋藤正一郎 ー平成25年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年1月19日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
齋藤正一郎(さいとうしょういちろう)さん
【故人】
刷毛(はけ)
丸刷毛(合丸)
28分
齋藤氏は、昭和11年(1936年)生まれ。昭和29年に上京した後、20歳の頃から先代の齋藤佐太郎氏(元区登録無形文化財保持者)に師事して技術を修得した。平成6年、先代の死去後、二代目を継ぎ、約50年間、刷毛作りに従事してきた。
刷毛製作は、鹿の毛を束ねて揃え、端を切りそろえて柄を付ける技術である。
齋藤氏は、染物職人が使う刷毛専門の職人で、丸刷毛(まるばけ)と引刷毛(ひきばけ)の2種類を手がける。丸刷毛は、型紙で染料を生地に刷り込む染めの技法に、引刷毛は生地に染料を引いて染める技法に用いられ、東京の伝統的染物技術である更紗染や小紋染に欠かせない道具である。基本的に問屋を通さす、染物職人から直接受注して、注文に応じた大きさ、毛質の刷毛を製作する。丸刷毛は、小さいサイズから順に、豆丸、小丸、中丸、合丸、鹿丸、大丸の6種類の大きさがある。現在、都内で染物専門の刷毛職人は斎藤氏が雎ーであり、大変貴重である。
平成24年度、区指定無形文化財保持者に認定。
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