トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > つまみかんざし 石田利重 ー平成2年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)のダウンロード(PDF:326KB)(別ウィンドウで開きます)
※プレスシートは作成当時のものです。
現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
石田利重(いしだとししげ)さん
【故人】
つまみかんざし
婚礼髪差「松竹梅」
18分
石田さんは大正4年(1915年)生まれ。父親もかんざし職人だったが、早くに亡くなったため、13歳のとき、いとこのかんざし職人について修業し、昭和12年(1937年)に独立した。家族と共に、羽二重(絹地)をピンセットでつまみ、台紙にふいて花の形を作る、つまみかんざしづくりに打ち込んだ。かんざしは、髪挿しの音便で、天平のころの大宮人が「釵子(さいし)」や「挿頭子(かざし)」と呼び、桃の小枝や菖蒲の花を冠や髪にさしていたことから、この名がついたといわれている。つまみかんざしは、七五三や成人式、結婚式の花嫁の髪を飾るときに多く用いられている。
昭和62年度、区指定無形文化財保持者に認定。
昭和63年、勲七等青色桐葉章を受章。
その技術は、子息の石田一郎さんに受け継がれている。一郎さんは令和元年度に区指定無形文化財保持者に認定され、現在、「伝統に生きる」を制作中である(令和2年度末に完成予定)。
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