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更新日:2023年6月15日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)
※プレスシートは作成当時のものです。現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
福士 豊二(ふくし とよじ)さん
鍛金
打込象嵌花器 唐松のつた松竹梅文
30分
昭和19年青森県五所川原市(旧北津軽郡梅沢村)生れ。
令和3年度区指定無形文化財保持者に認定。
昭和34年(1959)、中学校卒業とともに上京し、北区田端に工房を構えていた同郷の伯父・奈良勇蔵氏の
下へ弟子入りした。奈良氏は、江戸時代に名工として知られた銀師・平田禅之丞の流れを汲む職人。平田派六
代目平田三之助門下・黒川栄勝の系譜に連なる中戸善吉へ弟子入りし、技術を修得した。鍛金は、金属の板を
木槌・金槌で叩いて、伸ばし、絞る等の加工をして、器物などを成形する技術である。
福士さんは、奈良氏の下で銀製の扇子や飾り皿などの製作に携わり、11年の修業を経て、昭和45年に北区
神谷町で独立した。
平成6年(1994)から、長年にわたり仕事上の関係があった北区の奥山峰石氏(重要無形文化財「鍛金」
保持者)の下に通い、器物等の成形、打込象嵌の技術を修得した。
福士さんの仕事の中心は、銀製の飾り用扇子や優勝カップなどであるが、ぐい呑みやビールグラス・花器な
ども手がけ、幅広い作品作りに取り組んでいる。
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