トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 人形生地 渡辺さだ子 ー平成6年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
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区指定無形文化財保持者となられた方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)のダウンロード(PDF:270KB)(別ウィンドウで開きます)
※プレスシートは作成当時のものです。
現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
渡辺さだ子(わたなべさだこ)さん
【故人】
人形生地(にんぎょうきじ)
「鳴弦」
19分
渡辺さんの父・渡辺苗次郎さんは、幼少の頃から浅草の人形師のもとで修業し、三河島の人形生地師・篠氏について修業を重ねた。
渡辺さんは、大正14年(1925年)生まれ。昭和10年(1935年)、10歳の時、父に師事。分業制がとられる人形づくりの中で最初の工程にあたる人形生地の技術は、木を彫った原型が人形屋からきて、それを松ヤニを用いて型取りするところから始まる。渡辺さんは、人形の頭部、手足、その他の原型(生地)づくりを担当してきた。特に「雛人形」や「五月人形」の注文の季節には徹夜が続くほど、忙しかったという。次の工程の職人に、できるだけ早く「生地」をまわすことと、質の高いものを作ることで、少なくなった生地師の職人技の伝統を守り続けた。
平成5年度、区指定無形文化財保持者に認定。
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