トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 指物 渡辺禀三 ー平成3年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2020年10月11日
ここから本文です。
区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)のダウンロード(PDF:311KB)(別ウィンドウで開きます)
※プレスシートは作成当時のものです。
現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
渡辺禀三(わたなべりんぞう)さん
【故人】
指物(さしもの)
桑拭漆瓶掛火鉢
18分
渡辺さんは、大正3年(1914年)生まれ。昭和2年(1927年)、13歳の時に谷中在住の岡本正道氏に弟子入りし、指物の技術を修得した。25歳のとき荒川で独立。桑、桐、黄蘗(きはだ)などを材料として、箪笥(たんす)・鏡台・衣裳引出しなどの家具から、楊枝入・箸箱・宝石箱などの小物類まで注文に応じて手がけた。中でも、扱いが難しい桑材を用いる桑物師の技を継承し、桑独自の木目の美しさや光沢を引き出すことを常に考えつつ、製作したという。桑材は「島桑」とよばれる、御蔵島産、三宅島産のもので、20年以上ねかせたものが使われる。
平成2年度、区無形文化財保持者に認定。
現在、子息の渡辺光氏(区登録無形文化財保持者)が後を継ぎ、その弟子である娘の久瑠美氏と共に仕事をしている。
こちらの記事も読まれています
お問い合わせ
地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館
〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号
電話番号:03-3807-9234
ファクス:03-3803-7744
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください