提灯　石井鋠一郎　ー平成3年度制作「伝統に生きる」ー

区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。

映像紹介

プロフィール等

鋠一郎氏の父親・石井作次郎氏は浅草の「大嶋屋」総本店で修業し、のれん分けをうけて、明治30年（1897年）に南千住のコツ通りに「大嶋屋」の看板をかかげた。
鋠一郎氏は、大正7年（1918年）生まれ。昭和11年（1936年）、18歳のときから父に師事して技術を修得し、店を引き継いだ。文字や家紋などを書く提灯文字の仕事を主に手掛けた。妻のフミ子さんの協力のもと、高張提灯、手丸弓張提灯、長弓張提灯、ぶら提灯、馬上提灯、御所形提灯、祭礼軒提灯などを手がけた。
平成元年度、荒川区指定無形文化財保持者に認定。
その技術は子息・石井一郎さん（区登録無形文化財保持者、故人）、孫・石井達也さんへと受け継がれ、現在も続いている。