トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きるーあらかわの伝統工芸技術ー」 > 日本画用筆 入山初太郎 ー昭和61年度制作「伝統に生きる」ー
更新日:2023年9月12日
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区指定無形文化財保持者の方々の技術の記録・保存のために制作した荒川区伝統工芸技術記録映像「伝統に生きる」をご覧いただけるページです。各区立図書館でDVD等の貸出も行っています。
プレスシート(説明用チラシ)のダウンロード(PDF:363KB)
※プレスシートは作成当時のものです。
現在と状況が異なる場合がありますので、ご了解の上、ご覧ください。
入山初太郎(いりやまはつたろう)さん
【故人】
日本画用筆(にほんがようふで)
つけたて筆
16分
入山さんは、明治36年(1905年)生まれ。荒川で150年に及ぶ筆づくりをしてきた職人の家に生まれた五代目。第一峡田小学校卒業後、大正5年(1916年)、13歳の頃から、父・入山正吉氏(四代目)について、基礎的な作業である「軸けずり」から始め、筆づくりの技術を修得した。1本のつけたて筆には、羊、たぬき、鹿、馬の毛を用いて作り上げる。筆の穂を束ねる「毛組み」はコツがあって根気がいる作業。そのことを示すように、仕事場の脇には「根気・何事も根気」と書いた札が貼ってあった。
入山さんの作った筆で、こんな良い絵がかけたという愛用者からの言葉が入山さんを筆づくりに向かわせる原動力となっていた。入山さんの筆は、日本美術院の奥村土牛・平山郁夫・羽石光志画伯をはじめ、多くの画家に愛用され、日光東照宮陽明門の天井板絵の龍・薬師寺金堂天井絵・高松塚古墳壁画の復元模写などを生み出した。
昭和59年度、区指定無形文化財保持者に認定。
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