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近世初頭よりインド等から伝来した模様染めの総称。これに刺激を受け、江戸時代後期から明治にかけて、日本各地で異国風の文様を模倣した染物が製作された。数十枚から数百枚に及ぶ型紙を使用し、生地の上に型紙を置いて丸刷毛で染め上げる。
区内に伝承された技術は、渋い色彩と細かい文様を基調とし、作品には主に着尺・小物(壁掛け)が多い。図柄が彫られた型紙を使用し、何回も摺りを繰り返す。摺りの回数は、多いものになると数百回にも及ぶという。
父・定男さん(元荒川区指定無形文化財保持者)のもとで修業し、更紗の型摺染の技術を修得。あわせて、図案師の吉池氏の下で図案も学んだ。
その後、京都の羽田登貴男(人間国宝)の下で5年間修業し、手描き友禅の技術も修得。
更紗の図案と手描友禅の技術を活かして、手描更紗を手がける。
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(下)貴司さん作品
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