更新日:2021年3月20日

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看板文字の職人

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地域

名前 業種 登録・指定
南千住 村田修一/健一郎 提灯文字・地口絵 登録/ー
荒川 前森宏之 提灯文字 登録
東日暮里 中村泰士 勘亭流文字・寄席文字・江戸文字 登録

提灯文字(ちょうちんもじ)・地口絵(じぐちえ)

提灯文字は、提灯に文字をかく技術。江戸時代後期には文字を書く提灯屋の存在が確認されている。また、提灯屋のなぞり書きの筆法、双鈎・籠字の技法もこの頃に登場している。江戸時代、携行用の照明具として広く使用され、文字や家紋・神紋を描き入れて婚礼や葬儀などの儀礼、祭礼、また店舗用の看板としても用いられていた。今日も、祭礼・葬儀などの儀礼に留まらず、商店の看板等にも利用されている。

地口絵は、格言・ことわざなどを駄洒落にした「地口」を戯画にしたもの。江戸時代後期には稲荷神社の初午(はつうま)の祭礼で、地口絵を行灯にして飾ることが恒例となっていた。現在も、祭礼や店舗の軒先に地口行灯(じぐちあんどん)を飾る風習が残っており、区内の提灯文字職人が伝承している。

村田修一(むらたしゅういち)・健一郎(けんいちろう)

村田さんは親子二代で、「泪橋の大嶋屋」を営んでいる。
地域の祭礼の提灯のほか、毎年2月の千束稲荷神社(台東区)の初午祭で飾られる地口行灯の絵や、歌舞伎の小道具の提灯・番傘・書き物なども手がける。

村田修一さん

修一さん

祖父の開いた「泪橋の大嶋屋」の3代目。昭和48年から父・欣一氏(故人、元区登録無形文化財保持者)について修行し、技術を受け継いだ。地口絵の技術は、台東区の凧絵師の今井鉄蔵氏に付いて技術を修得した。
平成19年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。

村田健一郎さん

健一郎さん

健一郎さんは、子どもの頃から提灯作りの色塗りなど、家業の手伝いをしていた。村田家が受け継いできた技を継承したいと、荒川の匠育成事業を活用し、父・修一さんに師事し修業を積んだ。
修了後、父と同じ工房で製作に励んでいる。

村田提灯
  • 所在地 荒川区南千住2-29-6 泪橋大島屋
  • 時間 午前9時~午後7時(定休日:日曜日・祝日)
  • 電話・ファクス 03-3801-4757 

 

ここに掲載されている修一さんの作品は令和3年4月7日まであらかわ伝統工芸ギャラリーでご覧いただけます。

村田健一郎作品

(上)修一さんの作品

  • (左)地口絵 2,640円
  • (右)ミニ3号提灯 4,400円

 

(下)健一郎さんの作品

  • 提灯 価格問合せ

提灯文字(ちょうちんもじ)

提灯に文字をかく技術。提灯屋は17世紀半ば頃から見られ、「近世職人尽絵詞(きんせいしょくにんづくしえことば)」(文化2年〈1805〉)や「宝船桂帆柱(たからぶねかつらのほばしら)」(文政10年〈1827〉)などに、職人が提灯に文字を書いている様子が描かれている。また、提灯屋のなぞり書きの筆法、双鈎・籠字の技法もこの頃に登場している。
江戸時代、携行用の照明具として広く使用され、文字や家紋・神紋を描き入れて婚礼や葬儀などの儀礼、祭礼、また店舗用の看板としても用いられていた。今日も、祭礼・葬儀などの儀礼に留まらず、商店の看板等にも利用されている。

前森宏之(まえもりひろゆき)

前森さんは祖父の開いた前森商店の3代目で、荒川六丁目の商店兼工房で、祭礼や神社仏閣、商店の看板用の提灯製作を行う。昭和60年から父・英世さん(元荒川区指定無形文化財保持者)について修行し、技術を修得した。平成28年8月、父の逝去後、跡を継いだ。
寄席文字を橘右橘氏(中村泰士氏、区登録無形文化財保持者)、勘亭流文字を二代目荒井三禮氏(上野庄吉氏、元区指定無形文化財保持者)などに学んだ。また、ブンマワシなどの用具の作り方、使い方などの指導を村田修一氏(区登録無形文化財保持者)から受けるなど、区内のさまざまな職人たちに指導を仰ぎながら、技術の向上に努めている。

まえもりさん
  • 所在地 荒川区荒川6-28-7 提灯屋まえもり
  • 時間 午前9時~午後7時(不定休)
  • 電話・ファクス 03-3892-0283

 

 

 

 まえもりさんさくひん

(左から)

  • 弓張提灯 11,000円~
  • ミニ5号提灯 3,300円~
  • ミニ3号提灯 3,300円~

 

 

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勘亭流文字・寄席文字・江戸文字

寄席文字は、江戸後期、寄席のビラを書いたことに始まるといい、その後、木版の手摺りのビラが誕生する。そのため、寄席文字は「ビラ文字」とも呼ばれ、今日に受け継がれている。勘亭流文字は、「歌舞伎文字」ともいわれ、歌舞伎に用いられる。御家流の書家であった岡崎屋勧六が創始者で、安永8年(1778)に始まったという。
江戸文字はデザイン文字の総称であり、狭義には千社札(せんしゃふだ)等に書く文字を示す。千社札に使う字体を、今も続く江戸からの千社札の会「東都納札睦」で「江戸文字」と命名したところから呼ばれるようになった。

中村泰士(なかむらやすひと)【号 橘右橘、荒井三鯉】

中村さんは「江戸文字」と総称される江戸のデザイン文字のうち、勘亭流文字・寄席文字・江戸文字を書く。
寄席文字を「ビラ辰」の流れをくむ寄席文字家元の橘右近氏の下で修業し、「橘右橘(たちばなうきつ)」の号を受けた。また、勘亭流文字は、2代目荒井三禮(上野庄吉氏、元荒川区指定無形文化財保持者)に師事し、平成6年に「荒井三鯉(あらいさんり)」と号するようになった。
荒川ふるさと文化館内の日よけ幕やあらかわ伝統工芸ギャラリーのミュージアムグッズ「千社札シール」も中村さんが手がけた。
平成14年度、荒川区登録無形文化財保持者に認定。

右橘さん
  • 所在地 荒川区東日暮里5-25-5
  • 時間 午前10時30分~午後6時30分(定休日:日曜日、祝日)
  • 電話 03-3801-6799
  • ファクス 03-3801-4946
  • ホームページ http://www.tie-you.com
右橘さん作品
  • (上左)大入色紙(宛名、贈り主入り) 16,500円
  • (上右)縁起札シールセット(20枚) 1,000円
  • (下左)表札(寄席文字、勘亭流、江戸文字いずれか一書体) 15,000円
  • (下右)携帯ストラップ(簡易組紐付き、片面墨汁書) 3,000円

ここに掲載されている作品は令和3年4月7日まであらかわ伝統工芸ギャラリーでご覧いただけます。

 

 

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お問い合わせ

地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館

〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号

電話番号:03-3807-9234

ファクス:03-3803-7744

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