トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 金切鋏 田中清介(たなか せいすけ)

更新日:2022年3月16日

ここから本文です。

金切鋏 田中清介(たなか せいすけ)

金切鋏(かなきりばさみ)の技術

刀鍛冶の火づくり技法で、金属板の切断専用の鋏を製作する技術。明治の廃刀令により刀鍛冶らが鋏を作るようになり、トタン材の普及とともに急速に需要が高まった。時代の需要に応じながら現代に伝承されている。
金切鋏は、刃の曲げ具合によって区分けされ、直刃・柳刃・エグリ刃などの種類がある。さらにそれぞれ、厚切り・薄切りがあり、寸法の違いを加えると数十種にわたる。

職人のプロフィール

昭和16年生まれ。田中さんの父・茂吉氏(初代茂盛光)は、金切鋏の祖である安藤入道盛房の系譜を引く足立区千住の二代目「盛久」のもとで修業し、昭和26年から現在地で開業した。田中さんは、昭和32年からその父について修業し、技術を修得後、足立区で独立。その後、現在地で開業した。
金工の職人の必需品である金切鋏を総火造りの技で製作する。田中氏は、鋏の刃となる鉄板に鋼(はがね)を鍛接する刀鍛冶の「総火造り」という技法を用いて金切鋏を製造している。

  • 平成3年度 荒川区登録無形文化財保持者に認定
  • 平成21年度 荒川区指定無形文化財保持者に認定
田中清介さん
  • 所在地 荒川区町屋3-25-7 有限会社茂盛光製作所
  • 時間 午前9時~午後5時(定休日:土曜日・日曜日・祝日)
  • 電話 03-3895-2041
  • ファクス 03-3895-9620
  • 紹介映像 伝統に生きるー金切鋏 田中清介ー

 

田中さん作品
  • ステン用300ミリ 直刃  15,000円

 

 

こちらの記事も読まれています

お問い合わせ

地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館

〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号

電話番号:03-3807-9234

ファクス:03-3803-7744

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?