トップページ > 文化・芸術 > 伝統工芸技術 > 木版画彫 関岡裕介(せきおか ゆうすけ)

更新日:2022年3月16日

ここから本文です。

木版画彫 関岡裕介(せきおか ゆうすけ)

木版画彫・木版画摺

版材に木を使った凸版印刷。文字や絵を板木に逆文字で彫り込み、その版面に墨・顔料を塗って用紙をあてて摺り上げる。
室町時代には御伽草子・謡本の印刷に用いられた。江戸時代中頃、墨板と色板を使い分けて重ね摺りをする多色摺り木版画(錦絵)が誕生した。
絵師・彫師・摺師の分業制。絵師の原画をもとに、彫師が版木を彫り、摺師が摺り上げる。

職人のプロフィール 

木版画摺師の父・関岡功夫氏(二代目扇令、元荒川区指定無形文化財保持者)の子息で三代目扇令(せんれい)。
昭和51年(1976)、高校卒業後、彫師を志し、江戸時代から代々続く木版画彫師の四代目大倉半兵衛氏(文京区)に弟子入りした。7年間の修業を経て技術を修得し、一度現在地に独立した。その後、平成元年からはアダチ版画研究所に勤め、5年後、改めて独立。平成25年、摺師であった祖父・父の号「扇令」を三代目として襲名。
版元から依頼を受け、絵師、彫師、摺師の分業制で仕事を行う木版画製作のなかで、彫師として版木を製作する。製作する版木は、浮世絵、現代版画、千社札など。
初代扇令の頃から運営に関わってきた千社札の会「東都納札睦」のまとめ役を務めている。
また、荒川の匠育成事業による継承者育成に尽力している。

  • 平成25年度 荒川区登録無形文化財保持者に認定
  • 平成26年度 経済産業大臣認定伝統工芸士に認定
関岡さん
  • 所在地 荒川区西日暮里3-11-8 関岡扇令木版画工房
  • 時間 午前9時30分~午後6時(定休日:日曜日)
  • 電話・ファクス 03-3821-1892

 

関岡さん作品(ブランド掲載品)

  • 木版画 葛飾北斎 富嶽三十六景 各12,000円

 

 

 

こちらの記事も読まれています

お問い合わせ

地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館

〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号

電話番号:03-3807-9234

ファクス:03-3803-7744

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?