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ウミガメの一種、タイマイの甲羅を材料とする。奈良時代には既に技法が見られ、正倉院宝物の杖・剣・琵琶等に使われてきた。江戸時代には、かんざし・櫛などが作られた。現在は、主にメガネのフレーム、ペンダント、などの装身具にその技法が使われている。
孝雄さんは、父の正司氏(元区指定無形文化財保持者)に師事し技術を修得した6代目。アクセサリー類や眼鏡などを製作する。森田家は、先祖代々200年以上にわたって、東尾久で江戸派べっ甲細工の技術を継承している。
令和天皇即位の際の「斎田点定の儀」(亀の甲羅を使った占い「亀卜(きぼく)」で、神前に供える米を育てるための収穫地を占う儀式)にあたって、甲羅を極限まで薄くする技術が求められ、儀式に用いる甲羅の加工を行ったほど熟練した技術を持つ。また、正倉院所蔵の国宝「螺鈿紫壇五弦琵琶」の修復にも携わった。
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