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桐材を剥ぎあわせ、柾目板を作り、ホゾとウツギ(木釘)を使って組み上げる技術。18世紀半ば、指物から専業化したとされる。桐は吸湿性、耐火性、通気性に富み、収納家具に使われてきた。東京の技術は、框戸を設けるのが特徴とされ、木目の美しさをいかして作られてきた。
祖父の代から続く桐たんす職人の3代目。小学生の頃から、板干しや板つみなどの下仕事をしていた。大学卒業後、本格的に父・正造氏のもとで修業を積み、兄弟子からも教わるなどして技術を修得し、平成2年に跡を継いだ。
古くなった桐たんすや、場合によっては他の木製家具の修理も手掛ける。
現在は、弟の泰雄さん(区登録無形文化財保持者)と兄弟二人で祖父・正一氏、父・正造氏から続く桐たんす作りを行っている。正孝さんが仕入れ・組立てなどの木地作り、泰雄さんが色付けや金具の取り付けなどの仕上げを行い、連携して桐たんすを作り上げる。
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桐たんす 1,458,000円
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