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羽二重(はぶたえ)と呼ばれる絹の生地を裁断しピンセットでつまみ、花や鳥などを形作り、簪(かんざし)を作る技術。
江戸時代後期に、型抜きの布で作った花びらかんざしが上方から江戸に伝わり、縮緬(ちりめん)や羽二重のつまみ細工を用いた造花のつまみかんざしを製作する技法へと発展したという。
現在は、その技法を生かして根付、ブローチ等の製作も行っている。
父・利重氏(故人、元荒川区指定無形文化財保持者)のもとで修業して技術を修得し、先代の後を受け継いでいる。石田家は代々つまみかんざしを家業とし、忙しい時は家族総出でつまみかんざしを製作してきたという。
石田さんは、七五三や成人式用の伝統的なかんざしに加え、イヤリング・ブローチなどのアクセサリーや根付なども手掛けている。生地を重ねて微妙な色合いを出したり、流行を取り入れて現代的なアレンジを加えるなど、新たなデザインを考案して、つまみかんざしの技術を活かした幅広い作品を製作している。
この映像は、令和3年度東京都広報コンクールで第二席に入選しました。 |
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