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多くは継ぎ竿で、日本独特の技法。天明3年に泰地屋三郎兵衛こと松本東作が江戸で釣竿を作り始めたのが、現在の和竿の原型といわれている。
竹は、真竹、淡竹、布袋竹等を使用。竿の設計図ともいう「切り組み」がもっとも重要。
仕上げの漆塗りまで120にも及ぶ工程がある。
中根さんの高祖父の音吉氏は和竿の原型を作った松本東作に弟子入りして、技術を修得し、「釣音」として浅草で独立した。その長男の忠吉氏が初代「竿忠」を名乗り、中根さんは音吉氏から数えて五世四代目「竿忠」にあたる。
竹探しから漆塗りまで120といわれる工程を一人で手がける。
中根さんの技術は、実用性が高く、螺鈿細工や漆塗を仕上げに用いた工芸品としても価値のある和竿を生み出している。
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