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更新日:2022年3月16日

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指物 根本一德(ねもと かずのり)

指物(さしもの)の技術

物差しで寸法を測って蓋や引き出しのある箱物をつくる技術。釘を使わずに、ホゾを組んで製作するのが特徴。室町時代、書院造、茶の湯の普及とともに調度品の需要が増え、専業の指物師が登場。
江戸の指物は木目を生かした作品が特徴。

職人のプロフィール

昭和45年、師・島崎國治氏(故人、元区登録無形文化財保持者)に弟子入りし、島崎正成氏(故人、元区指定無形文化財保持者)ら兄弟弟子とともに研鑽を重ね、技術を修得した。
中学卒業後、職業訓練校木工科に2年間通学し、木のもつ美しさ・あたたかさを感じ一生の仕事と決め、紹介されて島崎氏のもとで修業することになったという。
昭和59年に國治氏が没した後、現在地で、師から学んだ技術をもとに、鏡台・たんす・棚類・小引出し・座卓・箱物などを製作し、できないものがないように心掛けている。また、注文に応じての製作や直しも行っている。

  • 平成11年度 経済産業大臣認定伝統工芸士に認定
  • 平成14年度 荒川区登録無形文化財保持者に認定
  • 平成19年度 東京都優秀技能者(東京マイスター)に認定
根本さん
根本作品

(左奥から)

  • 立鏡 55,000円
  • 市松小引出箱 550,000円
  • 島桑回転化粧箱 605,000円

 

 

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