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桐材を剥ぎあわせ、柾目板を作り、ホゾとウツギ(木釘)を使って組み上げる技術。18世紀半ば、指物から専業化したとされる。桐は吸湿性、耐火性、通気性に富み、収納家具に使われてきた。
東京の技術は、框戸を設けるのが特徴とされ、木目の美しさをいかして作られてきた。
村井さんは、大学卒業後に修業を始め、当時家業のたんす店で仕上げを担当していた職人・飯島政夫氏の下で仕上げの技術を修得した。
兄の正孝さん(区登録無形文化財保持者)とともに、祖父・正一氏、父・正造氏から続く桐たんす作りを行っている。正孝さんが仕入れ・組立てなどの木地作、弟の泰雄さんが色付けや金具の取り付けなどの仕上げを行い、連携して桐たんすを作り上げる。
はじめは桐たんすの修理を中心に携わっていたが、30代頃から色付け等の仕上げ作業に従事するようになった。桐たんす表面の仕上げの色は、自身で調合を行う。色付けでは、大和液・ヤシャ液・砥の粉の混合液を使って色を出す。
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桐たんす 100,000円
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