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鋳型を作り、高温で溶解させた金属を鋳型に注ぎ込み、目的の形に固める技術。鋳金は、金属工芸としての名称で、主に砂型とよばれる鋳型を使って製造する。
弥生時代に朝鮮半島から石型を用いた銅鐸、銅剣等の青銅器の武具製造が伝わったという。また、飛鳥時代に仏教伝来とともに真土(まね)という粘土製の型を使用する新鋳造技術が伝わり、世界最大の鋳造品、東大寺の大仏を製造するに至った。中世以降、鋳物師(いもじ)により広まり受け継がれてきた。近世の江戸城下においては、椎名伊予守、西村和泉守などの鋳物師が活躍した。
大学でグラフィックデザインを学んだが、「形」のあるものを作りたいと思い、平成22年4月から平成25年3月まで、荒川の匠育成事業を活用し、父・隆一氏(区登録無形文化財保持者)のもとで修業を積んだ。隆一氏は堀川次男氏(故人、元荒川区指定無形文化財保持者)に師事し、鋳造についての技術を学んだ。
現在、父の隆一氏とともに、明治時代創業の堀川鋳金所を営なみ、花器や装飾品などを製作している。
また、親子二代で毎年作品展に応募するなど、新たな挑戦も続けている。
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