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版材に木を使った凸版印刷。文字や絵を板木に逆文字で彫り込み、その版面に墨・顔料を塗って用紙をあてて摺り上げる。
室町時代には御伽草子・謡本の印刷に用いられた。江戸時代中頃、墨板と色板を使い分けて重ね摺りをする多色摺り木版画(錦絵)が誕生。
絵師・彫師・摺師の分業制。絵師の原画をもとに、彫師が版木を彫り、摺師が摺り上げる。
高校卒業後、父・啓三郎氏(荒川区指定無形文化財保持者)に師事して本格的に修業し、技術を修得した。啓三郎氏は、昭和27年に台東区元浅草で高木蟹泡堂を経営している高木省治氏に師事し、4年間の修業の後、現在地で独立した。摺師の系譜でいえば、村松三井系の流れをくんでいる。
父とともに、工房(松崎大包堂)で、浮世絵や近代以降の絵画などといったものにとどまらず、菓子箱の上紙・祝儀袋、懸紙、千社札なども手掛けている。
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木曽海道六十九次「長久保」 3,000円
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