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紙や布などを用いて巻物・掛物・屏風・襖などに仕上げる技術。
古代から、仏画の軸装、教典の巻物、室内に立てる仕切りとしての調度品、建具にその技術が使われてきた。江戸時代に、今日の表具の仕事が確立したといわれる。
区内には、屏風の仕立て、表装、作品の裏打ち、軸などの修理の技術が伝承されている。
石川県出身の父・昭さんが東尾久に開いた田尻表具店の2代目。父・昭さんは日暮里の表具店、大平工芸で技術を修得した。和久さんは、幼少期から父のそばで仕事を手伝っていたが、父が亡くなった後、本格的に修業し、研鑽を重ねた。
個人・公共機関・寺院・美術館等から依頼される屏風の仕立てを主に行い、花鳥・山水などの様々な絵、飾る場所に応じたサイズなど、要望に応じて製作する。
また、掛軸・額・襖などの表装、作品の裏打ち、軸の折れの修復、シミ取り、裂地の交換、書画などの本紙の移し替えや、屏風・掛軸・額などの修理なども行う。
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