ここから本文です。
鏨(たがね)で金、銀、銅等に文様を彫ったり、透かしたり、他の金属をはめたりする技術。古墳時代に伝播。装身具、武具、祭祀具などに広く用いられてきた。毛彫り、透彫り、高肉彫り、魚々子(ななこ)、象嵌(ぞうがん)などに大別される。江戸時代、刀剣の小柄(こつか)・笄(こうがい)・目貫(めぬき)の三所物(みところもの)などの精密な技術が完成。近代に、西欧向けの花瓶などの装飾技法として花開き、現在は、ジュエリーにも技法が活かされている。
号 北東尚呼(あい なおこ)。
高岡短期大学で彫金を学ぶかたわら、高岡銅器の職人である北光生氏(現代の名工)、佐野宏行氏(伝統工芸士)からも教えを受けた。その後、上京して東京藝術大学大学院に進学して、彫金を専攻。その後、江戸の金工柳川派の江戸彫金・桂盛仁(重要無形文化財保持者)に師事し、打ち出しの技術を修得した。
器物やアクセサリーなどを手掛けるほか、室町時代に生まれた木目金(もくめがね)の技法など、現代では失われてしまった技の再現にも努めている。
また、荒川の匠育成事業による、継承者の育成にも協力している。
|
|
|
こちらの記事も読まれています
お問い合わせ
地域文化スポーツ部生涯学習課荒川ふるさと文化館
〒116-0003荒川区南千住六丁目63番1号
電話番号:03-3807-9234
ファクス:03-3803-7744
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください