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更新日:2021年8月13日
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ボツリヌス食中毒をご存知でしょうか。ボツリヌス菌が作りだす毒素による食中毒のことで、このボツリヌス毒素は「最強の自然毒素」といわれています。
ボツリヌス菌は、土壌中などの泥砂中に広く分布しており、酸素のない状態で増殖し、強い毒素を作ります。この毒素を含む食品を食べることで、ボツリヌス食中毒が発症します。
一般に8~36時間の潜伏期間の後、悪心・嘔吐、下痢等の消化器症状を起こします。次いで、視力障害等の神経麻痺症状がみられるようになり、さらに重症化すると呼吸困難により死に至ることもあります。
通常、酸素のない状態になっている食品を原因として食中毒が発生しています。
1歳未満の乳児に特有の疾病です。原因食品と共に体内に摂取されたボツリヌス菌の芽胞(植物に例えると種子の様な耐久型の菌の状態)は、乳児の腸管内で毒素を産生し、発症します。乳児の腸内細菌叢が成人と異なるために起こる疾病です。 予防のため、1歳未満の乳児には、ボツリヌス菌の芽胞に汚染される可能性のある食品(蜂蜜等)を食べさせるのは避けてください。
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