鶏の生食によるカンピロバクター食中毒にご注意!
近年、鶏の刺し身、タタキ、湯引きなど、生又は加熱不十分な鶏肉を原因とした食中毒が、全国的に多発しています。この原因となっているのが、カンピロバクターという食中毒菌です。
乳幼児や高齢者は重症化することがあるので、特に注意が必要です。カンピロバクターに関する正しい知識を持ち、食中毒の予防に努めましょう。
カンピロバクターってどんな菌?
- 鶏、牛、豚などの家畜や、犬、猫など様々な動物の腸管にいる菌です。
- 処理の過程で肉の表面に付着してしまうため、流通している生の鶏肉からも高い確率で検出されています。
- 少量の菌数でも食中毒を起こします。
原因となる食品は?
- 鶏肉などの肉類が原因となります。
- 特に、鶏の刺し身、タタキ、湯引きなど、生又は加熱不十分な鶏肉が原因となっています。
※注釈 少量の菌でも発症するため、新鮮だから安全ということはありません。
どんな症状?
- 腹痛、下痢、発熱、頭痛などの症状が出ます。
- 幼児、高齢者の方など、抵抗力の弱い人では、重症化することがあります。
- まれにギラン・バレー症候群(感染してから数週間後に、手足のしびれや顔面まひ、呼吸困難などが起こる)に進展し、後遺症が残ってしまう場合もあります。
予防のポイントは?
- 中心部まで十分に加熱して食べる。(目安は75度で1分間以上)家庭では、しっかりと色が変わるまで加熱しましょう。
- 包丁、まな板、器具はしっかり洗い、消毒する。
- 鶏肉を触った後には手をしっかり洗う。
- 調理には専用の箸やトングを使い、食べる箸と分ける。
厚生労働省リーフレット
健康部生活衛生課食品衛生係
〒116-8502荒川区荒川二丁目11番1号
電話番号:03-3802-3111(内線:428)
ファクス:03-3806-2976
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