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結核菌を吸い込むことにより起こる病気です。主な症状はせき(2週間以上続く)や痰がでる、発熱が続く、やせる等です。空気感染ですが、それほど強い菌ではなく、健康な方であればほとんど発症することはありません。
しかし、疲れやストレス等で抵抗力が落ちている方、高齢の方や乳幼児、特に結核の患者と接触が濃厚だった方は発症する危険性が高くなります。潜伏期間は6か月から2年間程度(2年以上経過した後に発症することもあります。)と長期であるため、注意が必要です。特に東京都では、高齢者の発病に加えて、若い世代の患者さんが多いのが特徴です。
荒川区で令和3年に結核と診断された患者さんの数は24名です。
令和3年の結核罹患率(1年間に発症した患者数を人口10万対率で表したもの)は11.1となっており、前年と比べて10減少しました。また、東京都の罹患率は10.2、全国は9.2です。令和3年の結核罹患率の減少は新型コロナウイルス感染症の影響も考えられると言われています。
2週間以上続くせき・たん・発熱は結核の注意症状です。
かぜの症状に似ているため、症状が出始めてからも結核になったことに気づかずに、結核の発見が遅れることもあります。
咳が2週間以上続く時は、必ず受診しましょう。
もし、発病していても、現在はよい薬が開発されているのできちんと薬を飲めば治る病気です。
長引く咳には注意を。
長引くせきは赤信号(東京都健康安全研究センター)(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
胸部レントゲン撮影
年に一度の健康診断(胸部レントゲン撮影)を学校や職場健診、区の健康診査、特定健診等を利用して行いましょう。
65歳以上の方は「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」により、結核定期健康診断として年1回、胸部レントゲン検査を受けることが義務付けられています。必ず健康診断を受けましょう。
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お問い合わせ
健康部保健予防課感染症予防係
〒116-8502荒川区荒川二丁目11番1号
電話番号:03-3802-3111(内線:430)
ファクス:03-3807-1504
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