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平成11年に感染症法に基づく調査が始まって以降、令和3年に初めて全国で1万人を超え、都内でも過去最多の患者数となりました。
特に20代女性や20~50代男性で増えており、症状が出るまでに数週間かかる病気です。
知らないうちにパートナーに感染させてしまうかもしれないので、自分の症状が梅毒なのか判断がつかないときには、検査を受けて、早期発見につなげることが大切です。
梅毒は、梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる性感染症です。感染すると、性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹が現れたりします。一旦症状が消えるため治ったと間違われてしまい発見が遅れる危険もありますが、早期に治療をすれば治すことができます。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
なお、梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があります。
菌を排出している感染者との性的接触により、口や性器などの粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。妊娠中に感染するとお腹の赤ちゃんに感染させる可能性があります。
感染後1か月程度で、性器や口の中にできもの、しこり、ただれなどができたり、痛み、かゆみのない発疹が手のひらや体中に広がることがあります。感染後3か月程度経つと、手のひらや足の裏など全身に発疹ができます。
また、これらの症状が消えても感染力が残っているのが特徴です。治療をしないまま放置していると、数年から数十年の間に心臓や血管、脳などの複数の臓器に病変が生じ、時には死にいたることもあります。
荒川区保健所や東京都では、HIV検査と同時に事前予約制の無料・匿名検査を実施しています。詳細については、それぞれの実施機関に直接お問い合わせください。
症状がある場合には、医療機関を受診しましょう。医療機関ごとに費用が異なりますので、受検したい医療機関へ直接お問い合わせください。
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お問い合わせ
健康部保健予防課感染症予防係
〒116-8502荒川区荒川二丁目11番1号
電話番号:03-3802-3111(内線:430)
ファクス:03-3807-1504
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