【実施報告】みんなで人権を考える講座「音のないおしゃべり　つたえる・つたわる・つながる」

講座の内容

令和7年度の「みんなで人権を考える講座」は、要約筆記サークル「あらぺんの会」代表　田中　美都里　氏と中途失聴・難聴者　荒川小鳩の会　代表　堀川　すみれ　氏を講師に招きました。聴覚障がい者がコミュニケーションをとるに必要な情報保障に何があるか、聞こえない体験や情報保障について知り、人権意識を高め、他者とのよりよいコミュニケーションについてグループワークを交え、参加者同士で考えました。

（左：田中　氏、右：堀川　氏）

田中氏からは、耳のしくみや要約筆記で使用する略語の解説がありました。また、実際の要約筆記の様子を見ながら、中途失聴者とろう者が求める情報保障の仕方の違いや、要約筆記、手話などの手段についてのお話がありました。

堀川氏からは、難聴による意思疎通の難しさ、周囲との関係性構築が大変であったことなどのご自身の体験談をお話いただきました。

（要約筆記の様子）

後半のグループワークは、声を使わずに筆談などを交えながら自己紹介をするなど、聴覚障がい者とのコミュニケーション方法について考え、最後に講座の感想や「共生社会に向けて、コミュニケーションや行動で心がけていきたいこと」について共有しました。

講師からのメッセージ

言葉を発する時には、言葉や意図がきちんと伝わっているか、その人の特性に配慮したコミュニケーション方法かを意識していただければ大変嬉しく思います。

講座の様子

当日の様子については、荒川区制作広報番組（ケーブルテレビ）のWeeklyNewsより視聴できます。

第1660回　10月13日（月曜）から10月19日（日曜）放送（別ウィンドウで開きます）