更新日:2023年7月18日

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乳がん検診

乳がん検診は、乳がんによる死亡を減少させることを目的に実施しています。

対象者は40歳以上の偶数年齢の女性です。誕生月のおおむね1か月以上前に、区から対象者に「がん検診のお知らせ」を郵送します。申込方法等はがん検診のご案内のページをご覧ください。

また、検診で「要精密検査」になった場合は、必ず精密検査を受けてください。

目次

  1. 乳がんとは
  2. ブレストアウェアネス(自己検診)について
  3. 乳がん検診の内容
  4. 乳がん検診に適さない方
  5. 精密検査が必要と言われたら

乳がんとは

 

乳がん検診 乳がんは、乳房の乳腺にできるがんです。
乳腺は乳管と小葉からなり、がんの90%は乳管にできます。
乳がんになる人は30歳代後半から増え、40歳代から
50歳代が最も多く比較的若い世代に多い病気です。
乳がんは小さいうちに見つけると治る可能性の高いがんで、早期に見つかると90%以上は治ります。
乳がんの主な症状はしこりです。その他に乳房にえくぼやただれができたり、乳頭から分泌物が出る、などがあります。
これらのような症状がある場合は、検診を待たずに医療機関を受診しましょう。

ブレストアウェアネス(自己検診)について

乳がんは自分で見つけることのできるがんの一つです。
ブレストアウェアネスとは、自分の乳房の状態に日頃から関心を持ち、「乳房を意識した生活」を送ることです。乳がんの早期発見・早期治療につながる大切な生活習慣を身につけましょう。

「ブレストアウェアネス」を心がけることで、自身の乳房に対する関心や意識が高まり、気になることがあれば、すぐに医療機関を受診するという正しい行動が身につきます。

1 着替えや入浴の際に自分の乳房を確認しましょう

  • 乳房の皮膚にへこみやくぼみ、乳頭や乳輪の皮膚のただれやびらんがないか観察します。
  • 乳頭からの分泌物がある場合は、色を確認します。
  • つままず、指を揃えてなでるように全体を触ります。

2 乳房の変化を知りましょう

  • 「以前より硬いところがある」「以前になかったしこりがある」という変化がないか確認しましょう。
  • 「血性の分泌物(黒い赤色や褐色の分泌物)」「変形」「くぼみ」がないか確認しましょう。

3 乳房の変化に気づけば、すぐに専門医療機関(乳腺外科・乳腺外来のある医療機関)を受診しましょう

乳房の病気は婦人科で受診すると思っている人が多いようですが、乳がんは乳腺外科で検診と診療をおこないます。少しでも異常を感じたら、次回の検診を待たずに、すぐに専門医のいる乳腺外科を受診しましょう。

4 40歳を過ぎたら、2年に1回の乳がん検診を受診しましょう

自己触診によって乳がんを見つけることができます。日頃から自分の乳房に感心を持ち、月1度自己検診でしこり、乳首の陥没、皮膚のくぼみなどがないかチェックしましょう。
自己検診のタイミングは、月経が終わって1週間以内が乳房に張りや痛みが少なく最適です。また、閉経後の方は、毎月自分で日を決めて定期的に行います。

乳がん検診の内容

問診、マンモグラフィを行います。

※これまで乳がん検診は、視触診も実施してきましたが、国内外の研究により視触診は推奨されなくなりました。そのため、平成29年4月から視触診は廃止となりました。

国の専門家会議で乳がん検診の受診間隔について検討した結果、乳がんは2年に1回検診を受け、毎月自己検診を行うよう推奨することに決定しました。そのため、国の基準に沿って隔年で実施をしています。

問診

事前に初潮の年齢や出産経験、前回の月経、病歴や生活習慣、自覚症状などをお聞きします。

マンモグラフィ

透明なプラスチックの板で、左右の乳房を片方ずつ挟んでX線撮影をします。乳房を圧迫しながら薄く均等に広げることで、少ない放射線量で乳房の中を鮮明に写すことができます。できるだけ薄くして撮影するため、多少の痛みを伴うことがあります。マンモグラフィでは、小さなしこりや乳がんの初期症状である微細な石灰化を見つけることができ、良性か悪性かの診断もできます。

乳がん検診に適さない方

  • 妊娠中または妊娠の可能性がある方
  • 現在授乳中の方 ※断乳後6か月を目安に受診してください
  • 乳房内に人工物が入っている方(豊胸術等)
  • 胸部外科(肋骨骨折、打撲など)で治療中の方
  • 乳腺疾患で治療中の方
  • 背中が曲がっていたり、まっすぐに立っていられない方(7分程度)
  • 体内に心臓ペースメーカー、V-Pシャント、ポート(皮下埋め込み型薬剤注入装置)を挿入している方

※生理の1週間前は乳房が張り痛みを強く感じることがあります。生理後の乳房の柔らかい時期の受診をおすすめします。

 

精密検査が必要と言われたら

区が精密検査のための紹介状を発行します。(紹介状は無料です)

医療機関で詳しい検査を行って乳がんかどうかを判断します。しこりがあっても良性であることがほとんどなので、むやみにこわがる必要はありません。精密検査を避けていては、早期発見のチャンスを逃してしまいます。必ず早めに専門医のいる乳腺外科へ、紹介状を持って受診しましょう。

乳がん検診の精密検査の種類

超音波(エコー)

超音波で乳房の病変を検査します。触診では見つからない小さなしこりを発見できるだけでなく、しこりが良性か悪性かを診断できます。乳腺の発達した人や若い人に適しています。

細胞診

乳房に少し太めの針を刺し、細胞を採取して調べます。画像診断でしこりが見つかった時に、それが良性か悪性かを調べるうえで非常に大切な検査です。多くの場合、この検査で診断はつきます。

組織診

組織の一部を取り出して診断する方法です。細胞診に比べ針が太いため局所麻酔が必要です。また、検査後出血の可能性もあるため圧迫止血が必要です。

 

精密検査のできる協力医療機関(令和5年7月現在)
医療機関名 住所 電話
日本医科大学付属病院 文京区千駄木1-1-5 03-3822-2131
東京女子医科大学附属足立医療センター 足立区江北4-33-1 03-3857-0111
荒木記念東京リバーサイド病院 南千住8-4-4 03-5850-0311
木村病院 南千住1-1-1 03-5615-2111
堀メディカルクリニック

町屋1-1-9

メディカルセンターMedium町屋2F

03-3895-5400
令和あらかわ病院 東尾久5-45-1 03-6807-7500
尾久橋医院 東尾久8-19-2 03-3800-3020
いしかわ日暮里クリニック

西日暮里2-26-9

STビル1階

03-5850-5071
みかわしまタワークリニック

東日暮里6-1-1

アトラスブランズタワー三河島2F

03-3806-1133

必ず事前に電話で確認してください。
上記以外の医療機関でも受診できますが、必ずセンターで結果説明時にお渡しした紹介状を持参してください。

乳がんと診断された方は「がん相談・サポート」のページをご覧ください。

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お問い合わせ

健康部保健予防課成人健診係

〒116-8507荒川区荒川二丁目11番1号

電話番号:03-3802-3111(内線:416)

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