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「あらかわ俳壇」では区内外から兼題に沿った俳句を募集し、特選・入選作品の選定及び発表をしています。
年に4回募集をしています。
※注釈1 投句いただいた句・氏名は入選の結果に関わらず区の発行媒体に掲載する場合がございます。
※注釈2 俳号での掲載を希望される方は、俳号をご記入ください。俳号の記入がない場合は、お名前を掲載いたします。
※注釈3 投句は未発表の句に限ります。入選決定後に類句や二重投稿等が判明した場合、当該作品の入選を取り消すことがあります。
※注釈4 応募原稿は返却せず、著作権は荒川区に帰属します。
たくさんの投句をお待ちしています!
金魚・鳳仙花(ほうせんか)・水澄む・当季雑詠
令和6年9月30日(月曜)消印有効 まで
インターネットからの投句は以下のサイトから
受付フォーム(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
小中学生の部:中学生以下の方
対馬康子氏(現代俳句協会副会長)
※注釈 区外にお住まいの方には、区内共通お買物券に代えて、特選賞品として図書カードNEXTを贈呈します。
たくさんの投句をありがとうございました。
たくさんの投句をありがとうございました。入選は下記のとおりです。
初夢を刻み続ける腕時計/近江菫花さん
元日の夜に見る初夢が吉夢なら、いい一年が送れそうな気がします。一年の初めに期するものがあったのでしょう。分身のように自分とともに時を刻んでいく腕時計に、初夢の続きの時間が流れます。
目の色は地球の色よ揚雲雀/田村英さん
春の朝、空高く鳴き昇る雲雀。その声ではなく目の色に注目した、スケールの大きな句です。この地球の色は、戦禍に傷ついた暗い土の色ではなく、宇宙から眺めるような美しい青でありますように。
たくさんの投句をありがとうございました。入選は下記のとおりです。
空磨く天使のはしごよ冬日和/須崎市・野中泰風さん
雲の切れ目から差し込む光の帯。まるで天使が下りてくる梯子の様だと言う処から天使の梯子と名前がついたと言う。穏やかに晴れた冬の日を迎えるその瞬間、私達は幸せを感じる。天使の梯子が微笑みかけている様だ。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
流れ星キラキラひかる願い事/第四峡田小学校6年・山本瑚菜さん
空一面に星が、まるで宝石の様に輝いて、その星空を見ていると、運が良い時だけキラキラと光りながら空から降ってくる流れ星が見れるのですが、キラキラと強調された処からドラマが始まる様ですね。見事な描写力です。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
たくさんの投句をありがとうございました。入選は下記のとおりです。
蜻蛉来る水面の中の夕空に/足立区・木幡忠文さん
蜻蛉と夕空はよく詠まれていますが、ここでは水に映っている空です。水面が小さな結界のようになって茜色の空が煌めきます。そこに来る蜻蛉のほの寂しさが、心の奥にある夕空へと誘うのです。(現代俳句協会副会長・対馬康子氏)
夏の蝶月の使いが舞いおりる/第四峡田小学校6年・鎌田麻央さん
夏は揚羽蝶が華麗に飛んで目を引きますが、夜になるとその羽を閉じてじっとしています。しかし、この句は眠らない幻想の蝶。夏の深い森に舞い降りる「月の使い」とは古代を思わせ、神秘的です。(現代俳句協会副会長・対馬康子氏)
たくさんの投句をありがとうございました。入選は下記のとおりです。
草笛の下手な音楽教師かな/龍ヶ崎市・恋瀬川三緒さん
草笛は草の葉を唇にあてて笛の様に吹くものだが、確かに音楽教師は下手かも知れない。草笛を吹く事が出来る人が、音楽の知識や技術を持っているとは限らないと感取される。ある程度納得も出来て面白い句。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
ふとみれば思い出映るしゃぼん玉/第四峡田小学校6年・横溝凪さん
野口雨情のシャボン玉の童謡がふと脳裏を横切る。しゃぼん玉と子どもが遊んでいる情景を旨く掬い上げた見事な句。何げなく見ればシャボン玉が飛んでいる僅かな時間帯でも思い出が重なるように映りこまれている。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
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お問い合わせ
地域文化スポーツ部文化交流推進課文化振興係
〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎3階)
電話番号:03-3802-3795(直通)
ファクス:03-3802-4769
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