あらかわ俳壇(一般の部・小中学生の部)
「あらかわ俳壇」では区内外から兼題に沿った俳句を募集し、特選・入選作品の選定及び発表をしています。
年に4回募集をしています。
- 投句方法
はがき・ファクス・区ホームページ(下記受付フォーム)・投句箱のいずれかの方法にて、応募部門、住所、氏名、年齢(小中学生の部は学校名・学年も)、電話番号、俳号(ある方のみ)、作品(ふりがな)を記載してお送りください。
- 投句箱設置場所(21箇所)
区役所本庁舎3階文化交流推進課、サンパール荒川、ムーブ町屋、生涯学習センター、町屋文化センター、ゆいの森あらかわ、南千住図書館、尾久図書館、町屋図書館、日暮里図書館、汐入図書SS、冠新道図書SS、男女平等推進センター、あらかわエコセンター、アートホテル日暮里ラングウッド、南千住駅前ふれあい館、荒川総合スポーツセンター、あらかわ遊園スポーツハウス、きらきら子育て交流サロン、あらかわ遊園、清里高原ロッジ・清里高原少年自然の家
※注釈1 投句いただいた句・氏名は入選の結果に関わらず区の発行媒体に掲載する場合がございます。
※注釈2 俳号での掲載を希望される方は、俳号をご記入ください。
※注釈3 投句は未発表の句に限ります。入選決定後に類句や二重投稿等が判明した場合、当該作品の入選を取り消すことがあります。
※注釈4 応募原稿は返却せず、著作権は荒川区に帰属します。
第二十八回あらかわ俳壇 投句募集中
たくさんの投句をお待ちしています!
兼題
春着・蕗の薹(ふきのとう)・鳥帰る・当季雑詠
投句期間
令和5年3月31日(金曜)まで
インターネットからの投句は以下のサイトから
受付フォーム(外部サイトへリンク)
対象
- 一般の部:15歳以上の方
-
小中学生の部:小学生・中学生
選者
対馬康子氏(現代俳句協会副会長)
賞
- 特選(1句)
区内共通お買物券3,000円分(一般の部のみ)、俳句グッズ
- 入選(5句)
俳句グッズ
※遠方にお住まいの方には、区内共通お買物券に代えて、特選賞品として図書カードNEXTを贈呈します。
今後の予定
- 第二十九回…令和5年4月1日(土曜)から6月30日(金曜)
- 第三十回…令和5年7月1日(土曜)から9月30日(土曜)
- 第三十一回…令和5年10月1日(日曜)から12月31日(日曜)
- 第三十二回…令和6年1月1日(月曜)から3月31日(日曜)
第二十七回あらかわ俳壇 入選発表
たくさんの投句をありがとうございました。入選は下記のとおりです。
一般の部
特選(1句)
松手入一挙に展く空の蒼/大越源一さん
選評
十月ごろに、今年葉が残った松の古葉に鋏等入れて来年の芽を整えておこうと、ひとたび作業に取りかかれば、今まで塞がれていた秋空の青さが眼に入って来たと言う。平明な表現ながら、余情を醸し出している処に惹かれる。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
入選(5句)
- 振り向ひてみたつて独り暮の秋/鈴木真理子さん
- 手話をそへホームの二人息白し/田中礼子さん
- 文鎮に使ひし矢立芭蕉の忌/三田忠彦さん
- 松手入れ空を一枚剥がしをり/鈴木しおりさん
- 嫋やかな玻璃の絵文字や息白し/宥光さん
小中学生の部
特選(1句)
星飛んで希望に燃える願い事/第四峡田小学校5年・奥村昊太さん
選評
「星飛んで」は、流れ星である。昔から星が流れ落ちるまでに願い事を唱えればその希望が叶えられると言われて来た。掲句の中七の「希望に燃える」に食指が動く。若い時ほど夢は大きく努力を怠らなければ必ず夢は叶うもの。エールを贈りたい。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
入選(5句)
- まち歩く息白しこと今気付く/瑞光小学校5年・定方陽祐さん
- 心地よきかおりただよう金木犀/第四峡田小学校5年・小池奏さん
- 山中に紅葉のもゆる道すがら/第四峡田小学校5年・近藤小百合さん
- こうこうと光ひきつれ秋来り/第四峡田小学校5年・ハウイットブロディーさん
- 栗拾いいがをむこうと針ささる/第四峡田小学校5年・藤田義七朗さん
応募状況
- 期間:令和4年10月1日(土曜)から12月31日(土曜)
- 兼題:松手入・芭蕉忌・息白し・当季雑詠
- 選者:佐々木忠利氏(荒川区俳句連盟会長)
- 投句数:705句(一般の部550句/小中学生の部155句)
- 投句者数:245人(一般の部114人/小中学生の部131人)
第二十六回あらかわ俳壇 入選発表
たくさんの投句をありがとうございました。入選は下記のとおりです。
一般の部
特選(1句)
虹立つや人を木立にしてしまふ/山田知明さん
選評
「人を木立に」とは独自性のある大胆な表現です。美しい虹に見とれながら、虹の魔力によって地上の人々がいつのまにか生い茂る木になってゆく。明るい希望の中に、心の揺らぎが滲み出ています。(現代俳句協会副会長・対馬康子氏)
入選(5句)
- 太陽に帰るまで虹眺めをり/三田忠彦さん
- おしろいの咲いて駅への待合せ/宥光さん
- 一葉の端座崩れぬ夜長かな/尾久西さん
- 父の忌の仏花に摘みし蛍草/安田蝸牛さん
- 万学の祖や記したる夜の虹/野中泰風さん
小中学生の部
特選(1句)
滝の音静かに強く響く森/瑞光小学校5年・堀越公太さん
選評
深い森に滝の音が響いている大きな景を、自分の体感として見事にとらえています。静かでありながら、しかも強い水の響き。森に棲むたくさんの生き物の命をはぐくむ、水というものの力なのです。(現代俳句協会副会長・対馬康子氏)
入選(5句)
- 夏の日に海がなみなみしゃべりだす/瑞光小学校5年・高橋美侑さん
- 百郡のふもとで侘びる虹の橋/瑞光小学校5年・根岸史佳さん
- 舌に咲くひまわり色のカキ氷/瑞光小学校5年・山口茉央さん
- 天の川ひみつのはしをわたしたい/第二峡田小学校4年・海老原愛莉さん
- 朝起きてぼくの頭はかぶと虫/第二峡田小学校5年・立石琉さん
応募状況
- 期間:令和4年7月1日(金曜)から9月30日(金曜)
- 兼題:虹・白粉花・夜長・当季雑詠
- 選者:対馬康子氏(現代俳句協会副会長)
- 投句数:910句(一般の部616句/小中学生の部294句)
- 投句者数:376人(一般の部110人/小中学生の部266人)
第二十五回あらかわ俳壇 入選発表
たくさんの投句をありがとうございました。入選は下記のとおりです。
一般の部
特選(1句)
向日葵の太陽を背に反抗期/初音さん
選評
蕾みができ始めた頃の向日葵は、茎先の部分が太陽を追いかける様に朝は東へ夕方は西へと移動するので、それを背と断定され反抗期と大胆に捉えた処に、この句の醸し出す詩的な一面が感得され面白みが加わっている。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
入選(5句)
- 伸びきってまた丸まって朝寝かな/若林清子さん
- 母の日や遺影の母は歳とらず/鈴木真理子さん
- 座禅解く古刹の庭の白牡丹/木下君穂さん
- 父の日や健康器具の持ち腐れ/三田忠彦さん
- 薫風やゆっくり生きる歩幅知る/紅紫あやめさん
小中学生の部
特選(1句)
葉裏から滴り落ちる雨しずく/第三瑞光小学校5年・佐藤円花さん
選評
木々の葉から、風により滴り落ちる雨しずく。実際にその場所に身を置いているかのように音が聞こえて来る。これを臨場感と言うが実に見事な表現だ。普段から物を良く見て、感じる努力をされている証しと理解したい。(荒川区俳句連盟会長・佐々木忠利氏)
入選(5句)
- さくらの木風にあおられ散っていく/瑞光小学校6年・木元歩武さん
- きもちいい春のこうていはしるたび/第四峡田小学校5年・奥村昊太さん
- うぐいすの鳴きごえきこうと耳すます/第四峡田小学校5年・藤田義七朗さん
- かけっこは手にあせにぎる戦いだ/尾久第六小学校5年・山田健人さん
- あきあかね金のスプンにぼくのかお/伊勢市立御薗小学校3年・藤田流歌さん
応募状況
- 期間:令和4年4月1日(金曜)から6月30日(木曜)
- 兼題:朝寝・牡丹・薫風・当季雑詠
- 選者:佐々木忠利氏(荒川区俳句連盟会長)
- 投句数:813句(一般の部665句/小中学生の部148句)
- 投句者数:268人(一般の部141人/小中学生の部127人)
過年度の入選結果