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本日1月4日(水曜)、ゆいの森あらかわで、新春特別イベント「新春舞踊ショー」が開催されました。
新年最初の開館日の今日、荒川区在住の日本舞踊家である藤川流家元・藤川澄十郎(ふじかわ・すみじゅうろう)さんとその門弟の皆さんが新春の舞を披露しました。
幕開けは、藤川澄十郎さんの門弟の皆さんによる長唄 『松の緑』でスタート。高位の象徴である『松の木』にまつわるものを踊りで表現する、お祝い事の演目で、華やかな衣装と舞で会場を魅了していました。
舞踊体験コーナーでは、藤川澄十郎さんと門弟の皆さんの説明を受け、観客の皆さんが、日本の伝統歌曲『春の海』の振付を体験しました。
会場が盛り上がる中、藤川澄十郎さんから「奉納のために作舞しました『 蓮 』は、東京では初披露となります。新年にことよせて、皆様を寿ぐ意味でも心を込めて踊らせていただきます。どうぞ、心躍らせてご覧いただけたら幸いです。」と挨拶があり、新作舞踊「奉納舞〜《 蓮 》〜」が披露されました。
「白蓮」をテーマにした舞では、観客の皆さんは、藤川澄十郎さんの繊細で高貴な表現に引き込まれていました。
フィナーレでは出演者全員による、映画『座頭市』下駄タップより『festivo』を圧巻の舞で披露し、観客から大きな拍手が巻き起こり、すべての演目が終了しました。
昭和43年に藤川流を創流した父・藤川爵応(ふじかわ・しゃくおう)氏から「澄十郎」を襲名し、以来、古典舞踊を基本に、舞踊に親しみ興味を持ってもらえるよう、幅広いジャンルの舞踊を日本舞踊に落とし込んでいます。北は北海道から南は福岡、佐賀、熊本、長崎の壱岐や対馬、鹿児島の奄美に到るまで多くの門弟を抱えられています。一方、生まれ育った荒川区で、幼少の頃から地元商店街で盆踊り大会の踊りを指導するなど、幅広く活動されています。
「誰でも一度は触れたことのある盆踊りも立派な踊り」と、<踊り>を広く捉え、古典を主流にしながら、その良さを踏まえたうえで、新しい分野への挑戦を続けています。
「長唄 松の木」で新春舞踊ショースタート!
藤川澄十郎が踊る「奉納舞~蓮~」
会場が一体となった「春の海」の舞踊体験
ラストは出演者全員で「座頭市」
お問い合わせ
地域文化スポーツ部ゆいの森課
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電話番号:03-3891-4349
区政広報部広報課報道映像係
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