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更新日:2023年1月28日

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絵本の感動や思いを柳田邦男氏に手紙で伝える~第15回柳田邦男絵本大賞が決定しました!~

 令和5年1月28日(土曜)、「第15回 柳田邦男絵本大賞」受賞者が決定しました。

 荒川区では、柳田邦男氏の「絵本は人生で三度楽しめる」という考えに共鳴し、平成20年度に「柳田邦男絵本大賞」を創設、子どもと大人が、絵本を読んで感じた感想や感動、読み聞かせをした体験などを同氏に向けて手紙にして送り、その中から同氏が感銘を受けたものを選ぶという形式で行っており、今回で15回目になります。

 子どもの部は1,667作品、一般の部は37作品と合計1,704作品の応募がありました。応募作品の中から、子どもの部では、尾久西小学校6年生の氷室明希実(ひむろ あきみ)さんの「『たいせつなこと』を読んで」が大賞を受賞し、ほかに、優秀賞(3名)、佳作(5名)、努力賞(10名)が選ばれました。一般の部では、保育士の米田詩麻(よねだ しま)さんの「へいわのぎょうれつ」が対象を受賞し、ほかに優秀賞(1名)、佳作(2名)が選ばれました。

表彰式の様子

 まず初めに、西川太一郎(にしかわ たいいちろう)荒川区長から挨拶があり、表彰式が始まりました。各賞の受賞者が紹介され、会場から大きな拍手が送られました。また、それぞれの部の優秀賞、大賞の受賞者へ、柳田邦男氏から賞状が贈られました。

 表彰式の最後に柳田邦男氏は、「子どもたちの、おたよりから見えてくるのは、取り上げた絵本の内容が、実にバラエティに富んでいて、広く読まれている古典的な絵本に限られていないということです。」「第15回の今回は、前回よりも100通余り多いこれまでで最高の1,704通にもなりました。」「1,600人以上の子どもたちが、絵本の読後感を書いたということは、全国的に見ても荒川区以外に見られない『絵本の家庭文化』がしっかり根付いたことを示すものです。」などと、述べられました。

 子どもの部で大賞を受賞した氷室明希実さんは「大変うれしいです。祖父母の家で昔、読んだことがあった絵本を読み返して、改めて感じたことを手紙にしてみました。」と話してくれました。                      

 また、一般の部で大賞を受賞した米田詩麻さんは「保育士をしていまして、絵本は毎日、園児に読み聞かせをしています。大賞の知らせを聞いて、びっくりしましたし、とてもうれしかったです。もうこんなことはないと思ったので、遥々、熊本からやってきました。」と話してくれました。

柳田邦男絵本大賞

 ノンフィクション作家、評論家で絵本の翻訳も手掛けている柳田邦男氏は、絵本の素晴らしさを伝える活動を長年続けています。柳田邦男絵本大賞は家庭・地域における読書、学校や図書館における読書等、地域社会全体での読書活動を推進している同氏の「子どもだけでなく、大人にも絵本の素晴らしさを知ってほしい」という考え方に基づき、荒川区が平成20年度に創設したものです。

柳田邦男氏プロフィール

 昭和11年、栃木県生まれ。ノンフィクション作家。平成7年「犠牲-わが息子・脳死の11日-」で菊池寛賞、平成17年「エリカ奇跡のいのち」で日本絵本賞翻訳絵本賞受賞。著書「大人が絵本に涙する時」他多数。平成30年5月に制定された「読書を愛するまち・あらかわ」宣言の起草委員会委員長。

 

表彰式の様子

表彰式の様子

柳田邦男氏

柳田邦男氏

大賞(子どもの部)氷室明希実さん

大賞(子どもの部)氷室明希実さん

大賞(一般の部)米田詩麻さん

大賞(一般の部)米田詩麻さん

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