3年ぶりにチームで走り切った「たすきリレー」～「第10回スポクラEKIDEN inしおいり」開催

1月15日（日曜）、都立汐入公園で「第10回スポクラEKIDEN（えきでん） inしおいり」が開催され、小学生（男子・男女混成）21チーム84人、小学生（女子）6チーム24人、大人（男子・男女混成）17チーム68人、大人（女子）3チーム6人、計47チームの合計188人が隅田川沿いのコースを駆け抜けました。

　この駅伝は、荒川区唯一の総合型地域スポーツクラブである「南千住スポーツクラブ」が開催するイベントで、箱根駅伝を始めとする駅伝シーズンのこの時期に、区内の小中学生や地域のランナーの力試しの場として開催される人気のある大会です。

　平成24年から毎年行われていて、今年で10回目。新型コロナウイルス感染症の影響により中止となっていましたが、3年ぶりの開催になります。小学生の部が2km×4名の計8km、大人の部が4km×4名の計16kmを走りました。隅田川やスカイツリーを眺めながら走ることができる眺望豊かな駅伝です。

当日の様子

冬らしい寒さとなった、この日、会場には開始前から多くの参加者が集まり、ランニングやストレッチ等のウォーミングアップや、襷の受け渡しを念入りに練習していました。

徐々に気温が下がる中、レースは午前9時30分に小学生の部が10秒間間隔でスタートし、午前10時30分に大人の部がスタートしました。コース脇には、同じチームの仲間や家族等、たくさんの人が応援に駆け付けました。「がんばれ」、「もっと走れ」、「もう少しでゴール」等の掛け声や、手を振る家族等の声援に応えてみんな力走。

　競技終了後は、表彰式が行われ、入賞したチームと各種目の区間賞の選手にはメダルと副賞が授与されました。受賞した選手も、惜しくも入賞できなかった選手も、皆満足そうな笑顔でいっぱいでした。

　小学生（男子・男女混成）の部では「サッカー広場6年ブルー」チームが31分55秒の記録で優勝、選手は「最初は緊張していましたが、走り出したら忘れました。」、同チームで第3区の区間賞を受賞した選手は「みんなの応援で緊張がほぐれて、走り切る事ができました。」と話してくれました。また、小学生の部の全区間の区間最高記録を出したのは小学生（女子）の輝汐女子Aチームの第4区7分14秒という記録でした。

ただ1チーム、1時間を切る58分37秒の記録を出して優勝した大人（男子・男女混成）の隅田川RC　Aチームの選手は、「まさか1時間を切れるとは思わなかったです。誰も区間賞を取っていないのに優勝できたのは、全員の協力した走りのおかげです。」と話してくれました。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

主催者の南千住スポーツクラブ・髙田忠則（たかだ　ただのり）代表は、「なによりも3年ぶりの開催がうれしいですね。予報では雨だった天候も曇りとなり、気温も低く絶好の駅伝日和となりました。けがや病気になる人もゼロでした。来年も、ぜひ開催したいと思います。」と話していました。

南千住スポーツクラブとは

　総合型地域スポーツクラブ「南千住スポーツクラブ」（平成22年設立）は、地域住民自らが主体的に企画・運営し、年齢、興味、関心、技術等に応じて、気軽にスポーツ活動を行うことができる地域スポーツの拠点として、汐入地区の小学校の体育館を中心に活動しています。バレーボールやミニバスケットなどのメジャースポーツだけでなく、キンボールスポーツやビーチボールなどのニュースポーツも行うなど、多種多様なプログラムを行い、毎年7月にアクアスロン大会の「鉄人レースinしおいり」、1月に、今回の「スポクラEKIDENinしおいり」を開催しています。