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真ん中の赤茶色の湯が薬草湯。正露丸!?のにおいがします。効きそう〜。 |
この銭湯の脱衣場で上を見上げると、びっくり。脱衣場の天井に「江戸いろはかるた」や「万国旗」を題材に天井画が描かれているのです。この天井画は、昭和26(1951)年創業当時のご主人である北原貫一さんが「子どもたちの勉強になるようなものを描きたい」と考え、誕生しました。天井は格子で縦6マス、横11マスに区切られています。そのうちの14マスには日本、イギリス、アメリカ、イタリアなどの万国旗を、48マスには江戸いろはかるたの絵札を、四隅の4マスには梅の湯だけに梅の花が描かれています。
この天井画をよく見ると、様々な発見があります。たとえば、今では存在しない国の国旗が描かれていたり、色のあせ方が微妙に違う絵があったり(制作の技法が違っていたそうです)といった具合です。よく目を凝らして、あなただけの新たな発見を探してみて下さい。
残念なのは、男性は女湯の、女性は男湯の天井画が覗けないこと。家族やカップルで行って情報交換するのも楽しいかもしれません。
お風呂の種類は薬湯、ジェットバス、座風呂、水風呂の4種類。もちろんサウナもあります。浴場は天井が高く、外光が入るため昼間はかなり開放感があります。また、下町らしく湯温は少し高め(42〜43℃)に設定してあります。
入浴料金は大人(12歳以上)450円、中人(6歳以上12歳未満)180円、小人(6歳未満)80円です。なお、石けん、シャンプー、カミソリなども販売していますので、手ぶらでふらっと立ち寄ることもできます。
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ユニークな人物描写に、画家の筆力を感じます。
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