おうちでできる健康づくり(熱中症対策・食事編)
65歳からの熱中症対策・食事編
初夏にかけて暑さが厳しくなってくると、室内で過ごす時間が多くなっています。
暑さに慣れていないこの時期は、室内でも熱中症になることがあります。また、歳を重ねると、身体の水分量が少なくなるため、熱中症のリスクが高くなります。
適切な水分補給、バランスのよい食事、適度な運動、しっかり睡眠をとり、熱中症になりにくい身体をつくりましょう。
たんぱく源を忘れずに
- 主菜(たんぱく源)を毎食とることで低栄養予防
- アッサリした食事だけは要注意
水分は食事と飲み物から
- 食事回数が減ると、水分不足になりがち
- 食事に汁物を付けましょう
- 季節の野菜・果物でおいしい食事を
日持ちする食品の備蓄と活用
- レトルト食品・缶詰・冷凍食品を活用して、暑い時の買い物回数を減らす
おうちでできる健康づくり「65歳からの熱中症対策・食事編」(PDF:244KB)
水分は、いつ・どのような時に飲みますか
一年をとおして、こまめにとりましょう
- 発汗の前後(起床時、毎食事・食間、入浴、就寝前など)に飲みましょう
- お酒を飲んだ時、飲んだお酒と同量の水をとりましょう
- 発熱時・下痢時は、大量に水分を失うので、水分に加えてミネラルも補うことも大切です
※注釈 お酒(特にビール)は、多くの水分が失われるため要注意
どのようなものを飲めばよいですか
- 本来は、お水や麦茶など、カフェインを含まない飲み物が良いでしょう
- 食事からの水分も大切です(欠食を避けて、野菜や果物など含水率の高い食材を食べましょう)
※注釈 持病(高血圧、糖尿病、心臓病、腎臓病など)のある方は、水分、塩分、糖分のとり方について、かかりつけ医に確認してください
量は、どのくらい飲めばよいですか
- 1日の目安として、食事から1リットル、飲み物として1リットル程度と言われ、それ以外に、発汗量に合わせて不足分を補う必要があります
- 水分不足の目安は、尿色が透明に近い色かどうかでチェックできます
熱中症対策として、生活環境や服装だけではなく、しっかり食事をとることも大切です。しかし、暑くなると、食欲がおちたり、食事を作ることがおっくうになってきます。
こちらのページでは、過去に高齢者福祉課で開催した料理教室でご紹介したレシピを、いくつか掲載しました。暑さに負けない身体づくりのために、毎日の生活にお役立てください。
- 鶏のレンジ照り焼き
- レバーの簡単ソース煮
- ねばシャキ夏そうめん
- 人参シリシリ
- ハニートマト
- 夏野菜のポン酢マリネ
材料(2人分)
(調味だれA)
- しょうゆ 小さじ2
- はちみつ 小さじ2
- かたくり粉 小さじ2分の1
- おろし生姜 小さじ1
- 酒 小さじ2
- ごま油 小さじ2分の1
作り方
- 鶏もも肉は、皮が破裂しないように、皮に数ヶ所切れ目を入れておく
- 耐熱皿に、調味だれAをすべて入れ混ぜ、鶏肉をからめる
- 皮を下にして、皿の両端を少し開けてラップをかけ、電子レンジで加熱する(500ワットで5分間)
- 皮を上にして、切り分けるとよい
2.レバーの簡単ソース煮
材料(2人分)
(調味料A)
- 中濃ソース 大さじ2分の1
- マーマレード 小さじ1
- しょうゆ 少々
- こしょう 少々
※注釈 マーマレードがなければ、生姜の千切りに変えても大丈夫です
作り方
- レバーは、血合いを取り除き、食べやすい大きさに切る
- 水に10分程度さらして、血抜きをする
- 鍋に2と調味料Aを入れて、肉にしっかり火がとおるまで静かに煮る
※注釈 鶏レバーは、臭みが少ないため、水で血抜きをしますが、豚肉や牛肉のレバーを使用するときは、少量の牛乳に浸して血抜きをします
材料(2人分)
- そうめん 3束(150グラム)
- 温泉卵 2個
- 納豆 1パック(30から50グラム)
- きゅうり 2分の1本
- 長いも 4から5センチメートル
- おくら 2本
- みょうが 1本
- のり、青ネギ 適量
- めんつゆ(調整したもの) 2分の1カップ
※注釈 なめ茸、めかぶ、もずくなどを入れても大丈夫です
作り方
- きゅうりは、長さを半分にして6つ割り、長芋は、皮をむいて千切り、おくらは、茹でて輪切り、みょうがは、ななめ薄切りにする
- そうめんは、茹でて冷水にとる
- そうめんの水けをきって器に盛り、1と納豆を彩りよく盛りつけ、温泉卵をのせて、めんつゆをかける
- のり、小口切りの青ネギをのせてできあがり
材料(2人分)
- にんじん 1本(約200グラム)
- ツナ缶 小1缶
- ニラ 4分の1束
- オリーブ油 大さじ1
- レモン汁 大さじ1弱
- 粒マスタード 小さじ2
作り方
- にんじんをスライサーで千切り、ニラは3センチメートルの長さに切っておく
- 耐熱ボール(または皿)に、1を入れ、オリーブ油をまんべんなく和える
- ラップを皿の両端を少しあけてかけ、電子レンジで好みの固さになるまで加熱する
- レモン汁、ツナ缶、粒マスタードを入れて和える
材料(2人分)
- ミニトマト 10個
- はちみつ 小さじ2
- レモンスライス 適宜
作り方
- ミニトマトは、ヘタを取り、ようじで表面に穴をあける
- 冷凍用の保存袋に、1とレモンスライスを一緒に入れて凍らせる
- 食べる前に、はちみつをからめる(お好みのとけ具合でいただく)
材料(2人分)
- きゅうり 2分の1本
- 大根 40グラム
- パプリカ(赤) 4分の1個
- パプリカ(黄) 4分の1個
- なす 2分の1本
- ポン酢(すし酢でも可) 大さじ4
作り方
- 野菜は食べやすい大きさに切る
- ポリ袋に、1とポン酢を入れて冷蔵庫で保管する
※注釈 ポリ袋ごと、電子レンジで野菜が温まる程度(強で1から2分)かけると、短時間で味がなじみます
「熱中症対策レシピ」印刷用(PDF:391KB)(別ウィンドウで開きます)