自治体初！「自分史1分動画」プロジェクト～人生100年時代。これまで歩んできた人生を1分間にまとめます～

　「人生を振り返り、これまでの想いを家族に伝える機会が欲しい。」高齢者の方からの声が荒川老人福祉センターに届きました。

　そこで、老人福祉センターでは、高齢者の声を、感謝を、生きた歴史をインタビューして記録に残し、家族の方に届ける「自分史1分動画」プロジェクトを立ち上げました。

　これまでの高齢者向け事業では、健康や社会参加がキーワードでしたが、本事業は、高齢者の自己表現の機会を設け、これまでの人生を改めて見つめ直すとともに、人生100年時代に向けたポジティブな生き方につなげることを目的とした、新たな取組となります。

　本事業は、高齢者の方を対象に定期的に実施してまいります。

当日の様子（12月11日（木曜）、荒川老人福祉センター（荒川区荒川1-34-6）にて）

　この日の「自分史1分動画」プロジェクトの利用者は、荒川区南千住在住の飯田圭子さん（82歳）。

　現在もタレントとして活躍する傍ら、旅行などの趣味を楽しみながら、充実した日々を過ごしている飯田さん。インタビューでは、「これまで、一番うれしかったことは何ですか？」「家族や友人に感謝の気持ちを伝えるとすればどんな言葉を送りたいですか？」など、老人福祉センターの職員からの問いに、これまでの人生を振り返りながら、一つひとつ、丁寧に答えていました。インタビューを受けながら、家族との思い出、夫と訪れた旅先での出来事等、普段は特別に意識していなかった懐かしい記憶がよみがえったようで、当時の様子をつい昨日のことのように語っていました。