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5月11日(土曜)、ゆいの森あらかわにおいて、荒川区国際交流協会と荒川消防署・尾久消防署の共催により、荒川区在住の外国人の方を対象に、火災が起きた時や地震が多い日本で地震が起きたときの正しい行動を身に付けてもらおうと「外国人のための防災訓練」を実施しました。
この日、ゆいの森あらかわには、荒川区在住の外国人の方が集まり、荒川消防署の署員により、やさしい日本語、英語、中国語簡体字、中国語繁体字、韓国語、ベトナム語の6つの言語で記載された「外国人のための防災ハンドブック」に沿って、消防車や救急車、パトカーなどを呼ぶときの通報の手順や、火事を発見したときの対処方法、地震への備えなどの講義が行われ、参加者は熱心に耳を傾けていました。
その後、屋外に移動し、訓練用の消火器を使った消火器体験、火災の煙から避難するための煙体験といった火災訓練のほか、起震車による地震体験を行いました。特に、起震車による大地震の揺れの疑似体験では、これまで強い地震を経験したことのない参加者からは思わず悲鳴が上がっていました。
最後に、緊急時を想定した通報訓練では、実際に電話機を使い消防署職員との通話体験や、日頃不安に思うことなどの質疑応答があり、参加者は日本での災害時の行動等について理解を深めた様子でした。
中国から来日したモモさんは、「図書館でチラシを見て、地震が起きた時にどうしたら良いかを、知りたくて参加しました。」と話してくれました。
また、メキシコから来日した、エスメラルダさんは、「訓練は初めてです。訓練は楽しかったけど起震車が少し怖かったです。メキシコでは地震が来たら外に逃げますが、ビルが多い日本では、すぐに逃げないで家の中にいます。」と感想を話してくれました。
荒川区国際交流協会は、在住外国人の支援、国際交流を推進し、区民の国際理解を深めることや、多様な文化が共生できる地域社会を実現することを目的に、平成5年10月21日に設立されました。
協会では、区民の皆様によるボランティア活動や賛助会費などのご協力を得て、多文化共生を目指し日本語教室などの支援事業や日本語サロン、国際交流バスハイク、日本語スピーチ大会などの交流事業のほか、海外友好交流都市であるオーストリア共和国ウィーン市ドナウシュタット区との高校生相互派遣、大韓民国済州特別自治道済州市、中華人民共和国大連市中山区との交流事業など様々な交流活動を行っています。
消火訓練の様子
煙体験をする様子
起震車を体験する様子
通訳を介して通報訓練をする様子
お問い合わせ
地域文化スポーツ部文化交流推進課
〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号
電話番号:03-3802-3111(代表)
区政広報部広報課報道映像係
〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)
電話番号:03-3802-3111(内線:2135)
ファクス:03-3802-0044
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