トップページ > 広報・報道・広聴 > 報道・プレス発表 > 2023年8月 > 第22回トピック展示 関東大震災100年「吉村昭と関東大震災~明日へつなぐ記録と記憶~」を開催~吉村昭の著書「関東大震災」に収録の「山岡清眞の手記」を追加展示!~
更新日:2023年8月25日
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今年は大正12年9月1日の関東大震災の発生から100年の節目を迎え、吉村昭の『関東大震災』(昭和48年文藝春秋)の刊行から50年になります。
本展では、吉村昭が証言を書き留めた取材ノートや執筆時の参考文献とともに、関東大震災発生時の被害状況を伝える映像や写真、絵葉書、石版画など、貴重な資料を展示しています。
また、新たに「本所被服廠跡生存者の記録」と題して、『関東大震災』に収録された山岡清眞(やまおか せいしん)の手記(全4冊)を追加展示しています。
山岡清眞氏は、凄まじい火災旋風で3万8千人が犠牲になった本所被服廠跡の生存者です。手記には、その惨状が記録され、教訓を後世に伝えたいという山岡氏の強い思いが込められており、関東大震災100年の節目に発見された貴重な手記です。
昭和2年(1927)~平成18年(2006)
東京府北豊島郡日暮里町大字谷中本(現東京都荒川区東日暮里六丁目)に生まれ、空襲で家が焼失するまでの18年間を荒川区で過ごす。戦史・歴史・医学・動物など幅広い題材を扱い、綿密な取材と徹底した調査に基づく記録性の高い作品を数多く発表した。太宰治賞、日本芸術院賞等、数々の賞を受賞。代表作に「戦艦武蔵」、「羆嵐」、「破獄」、「彰義隊」等がある。
吉村昭記念文学館(入口)
山岡清眞の手記
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