更新日:2023年8月19日
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本日、8月19日(土曜)、荒川ふるさと文化館で、「あらかわ職人道場~指物(さしもの)の技でマイ箸を作ろう!~」が開催されました。午前9時30分から始まった第1部では4名の小学生が参加し、荒川区が誇る職人の伝統工芸技術を体験しました。
荒川ふるさと文化館は、郷土の歴史・文化を楽しみながら学びを探求する場として、区に関する考古・歴史・民俗資料を展示公開しています。
「あらかわ職人道場」は、実際の体験を通じて、子ども達に区の歴史や文化などに興味をもってもらおうと、荒川ふるさと文化館が毎年開催している「夏休み子ども博物館」の事業の一つです。区内在住・在学の小学生と中学生が、区内の職人さんに弟子入り体験をして、伝統工芸の技を学ぶワークショップとなっています。
今回の「指物の技でマイ箸を作ろう!」は、荒川区登録無形文化財保持者の、指物 根本一德(ねもと かずのり)さんを講師に招き、参加者は、木材に小さな鉋(かんな)をかけて角を少しずつ削り整えて箸を作ることで、指物の技を体験しました。
また、今月20日には、木版画摺の伝統工芸職人、小川信人(おがわ のぶと)さんが講師となり、木版画摺の技でポストカードを作るワークショップが行われる予定です。
会場の参加者の席には、木目が特徴のタモという銘木のお箸や鉋(かんな)等の道具が並び、参加者は左手にお箸を、右手に小さな鉋(かんな)を持ち、早速マイ箸づくりがスタート。
まず、お箸を専用の台に置き、小さな鉋(かんな)でお箸の角を削って十六角形にしました。四角形のそれぞれの角を少し削って丸みを出して整えていきますが、スムーズに削れない参加者は鉋(かんな)の使い方に「難しい…。」と苦戦。講師は、参加者一人ひとりに寄り添い、力のかけ方など削るときのコツをアドバイス。参加者は職人技を間近で見ながら作業を進めていきました。次に、サンドペーパーでお箸の面を滑らかにし、最後にオイルでお箸をコーティングして、参加者は「マイ箸」を完成させました。
姉妹で参加した区立第三瑞光小5年の緒方いちか(おがた いちか)さんは、「自分オリジナルのお箸を作れてよかったです。かんなは図工で使ったことがあるけど難しかった。(お箸の使い道は)これから考えていきたいです。」と話してくれました。
講師の説明を真剣に聞く参加者
ワークショップの様子
ワークショップの様子
ワークショップの様子
完成した「マイ箸」を持って記念撮影
お問い合わせ
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