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1. 太田道灌像「回天一枝」 |
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日暮里駅前ロータリーに立つ、荒川区にゆかりのある武士・太田道灌の雄雄しい姿を再現したブロンズ像です。平成元年12月、駅前広場改修工事で設置(東京荒川ライオンズクラブ寄贈)され、台座を合わせた高さは8m。「回天一枝(かいてんいっし)」の碑文は、鈴木俊一前都知事によるもので、噴水や樹木に囲まれた像は、駅前のシンボルになっています。
像の作者は僧侶で彫刻家であった橋本活道氏。騎馬や武将の彫像で日本有数といわれていた作者だけに、「山吹伝説」にちなみ、狩り装束で馬を駆り、弓を携えた道灌を、今にも動き出しそうな躍動感あふれる姿に描いています。
大田道灌は、扇谷上杉氏の武将。1457年、江戸城を築城、河越城を修築し、江戸、河越の防衛にあたり、扇谷上杉氏の勢力伸張に力を尽くしたとされています。道灌の名声は、関東では主家をも凌ぐものとなり、それを危惧した主君・上杉定正によって暗殺されてしまいました。「山吹伝説」とは、ある日、道灌が放鷹に興じていたところ、にわかに雨が降ってきたので、近くの農家に立ち寄り、蓑を借りようとしました。しかし、その家の少女が道灌に捧げたのは、蓑ではなく一輪の山吹と「七重八重 花は咲けども山吹の みの一つだに なきぞかなしき」(後捨遺集・中務郷兼明親王)の和歌。道灌が怒って、近臣にそのことを告げたところ、「娘は、蓑一つないことを花と歌とに託したのだろう」と答えたそうです。道灌は、それから和歌の道にも励むようになったと言われています。
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●所在地:日暮里駅前ロータリー
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