トップページ > 広報・報道・広聴 > 報道・プレス発表 > 2023年3月 > 若手芸術家の作品を区民の身近に!!~東京藝術大学卒業・終了制作作品への第17回荒川区長賞授賞式が行われました~

更新日:2023年3月23日

ここから本文です。

若手芸術家の作品を区民の身近に!!~東京藝術大学卒業・終了制作作品への第17回荒川区長賞授賞式が行われました~

3月23日(木曜)、荒川総合スポーツセンターで、東京藝術大学卒業・修了制作作品への「第17回荒川区長賞授賞式」が行われました。古瀬 清美(ふるせ きよみ)地域文化スポーツ部長から、受賞者の香取 輝(かとり あきら)さんに、賞状と副賞の奨学金が手渡されました。

香取 輝さんは、「修士課程の最後で、栄誉ある賞をいただけて最高です。荒川総合スポーツセンターの入口近くに置いていただけるのは光栄です。ヤシガニはちょっとポップな味わいもありますし、きれいな緑青の青色は、子どもたちにも好きになってもらえると思います。子どもに、立体作品の面白さを感じてもらえれば嬉しいです。」と話してくれました。

受賞作品

「紡ぎ 纏う」(つむぎ まとう)

受賞者

東京藝術大学大学院 美術学部 美術研究科 工芸専攻 彫金研究分野 修士課程 香取 輝さん

作品

彫金 H40cm×W100cm×D100cm 重量 12kg

材質

銅、銀、真鍮 

展示場所

荒川総合スポーツセンター(荒川区南千住6-45-5)

作品説明

私は"進化"をテーマに刺青を入れたヤシガニを制作しました。ヤシガニが人間社会や文化を学び、生活していく様子を考えることが着想の原点となっています。

ヤシガニは軟甲綱十脚目オカヤドカリ科に分類される甲殻類で、一般的に知られているヤドカリのように殻を持ちますが、成長の過程で殻を手放し自らの身体のみで生活します。人間社会で培われた刺青文化を習得したヤシガニが、殻を捨てて生きていくことを鼓舞する様を刺青に託して表現しています。

刺青には個人の思考、宗教など様々な理由がありますが、自分を強く見せたいという想いで身体に刺青を入れる人も多く、"刺青文化"と"ヤシガニ"は強くあろうとするための進化という点で意味を重ね合わせることができると感じました。ヤシガニがいろんな模様を紡いで身体に纏うことで自分を内面から強くし進化していく様子を通して、現代社会で生きる私たちに勇気を与えてくれることを願っています。

 

東京藝術大学卒業・修了制作作品への「荒川区長賞」

荒川区は、芸術・文化振興のために東京藝術大学と平成20年に「芸術・文化振興のための連携に係る合意書」を締結。それ以来、区と東京藝術大学は様々な連携事業を行ってきました。

東京藝術大学卒業・修了制作作品への「荒川区長賞」は、連携事業の一つで平成19年度に創設されました。毎年、卒業・修了制作作品の立体部門から選考された後、区内各所に設置され、区民が優れた芸術作品に身近に触れ合う良い機会となっています。今回の受賞で区内に設置された作品は31作品となりました。

 

aa1

 香取 輝さんと受賞作品

bb1

作品「紡ぎ 纏う」

 

cc1

賞状を受け取る香取さん(右)

dd1

表彰された香取 輝さん(右)

 

お問い合わせ

地域文化スポーツ部文化交流推進課

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号

電話番号:03-3802-3111(内線:2521)

ファクス:03-3802-4769

区政広報部広報課報道映像係

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)

電話番号:03-3802-3111(内線:2135)

ファクス:03-3802-0044

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?