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更新日:2023年3月19日

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熱戦!俳句強豪校が俳句ディベートで対戦!~「中高生俳句バトル in あらかわ」が開催されました~

 本日3月19日(日曜)、サンパール荒川で「中高生俳句バトル in あらかわ」が開催されました。

 これは、毎年、愛媛県松山市で開催される高校生の俳句大会・俳句甲子園で、13回の優勝を誇る開成高校と、俳句のまち宣言を行い、俳句文化の普及に力を入れている荒川区が共催で実施するイベントで、幾度もの大会出場経験を有する、俳句強豪校を全国から招いて行う俳句ディベート大会です。

 本大会は俳句の知識を競うのではなく、互いの俳句についてディベート合戦を繰り広げ、分析力・状況判断力・論理構成力などのさまざまな能力を競う大会です。

 当日は、開成高校に加え、俳句甲子園で優勝経験のある名古屋高校(愛知県)、俳句甲子園全国大会出場経験のある横浜翠嵐高校(神奈川県)、立教池袋高校・海城高校(ともに東京都)の対戦が実現しました。

 試合は各校3~5人で、3句詠み、1句ごとにディベートを行います。3句対戦して先に2勝した学校が勝者となります(※決勝戦のみ5句勝負)。勝負は1句の対戦ごとに3人の審査員で判定し、作品点(10点満点絶対評価)、鑑賞点(どちらかの学校に最大2点加点)の総合評価で判定します。決勝戦では7人での審査となります。

 今年は、兼題として指定された言葉を用いて、春の季語で俳句を披講しました。また、甲乙リーグそれぞれ総当たり戦で試合が展開され、各リーグの勝者による決勝戦が行われました。

試合の様子

 午後1時10分から始まった午後最初の試合では、「名古屋高校(Aチーム)」と「立教池袋高校(Bチーム)」が、兼題「破」で対戦。名古屋高校が「序破急(じょはきゅう)は知らぬ存ぜぬ恋の猫」と詠んだ句に対し、立教池袋高校が「麦踏(むぎふみ)や海のにほひの破戒僧」と詠みました。立教池袋高校は、名古屋高校の句に対して「猫の恋という季語を用いた理由を教えてください」と質問。名古屋高校は「序破急という日本の芸事などでも使われているような人間の作った作法など猫には知らぬ存ぜぬとした猫の滑稽さをイメージしています」と説明しました。この試合の3句の結果は、2対1で「立教池袋高校(Bチーム)」が勝利。会場では俳句が大好きな両校生徒による真剣な作品作りやディベートの姿勢に対して、観客の賛同の拍手や笑いが自然に沸き起こり、舞台と会場が一体となっていました。

 最後の決勝戦は、甲乙のそれぞれのリーグで勝ち上がってきた、2チームが対戦。無敗で決勝まで勝ち進んできた「開成高校」と対戦相手の「名古屋高校(Bチーム)」は試合前から火花を散らします。兼題「河」の対戦は、1句目から白熱した試合を見せてくれました。結果は、「囀(さえずり)やサラダに河の如くハム」などを詠んだ「名古屋高校(Bチーム)」が強豪開成高校を3連勝でくだし優勝しました。

荒川区と俳句について

 荒川区は、松尾芭蕉、正岡子規、小林一茶、西山宗因など、荒川区にゆかりのある俳人・文人が多くいます。

 平成27年3月、荒川区は俳句の魅力を次代につなぐ架け橋として、子どもから大人まで俳句文化のすそ野をひろげ、豊かな俳句の心を未来に伝えることを誓い、「俳句のまち あらかわ」を宣言しました。

 荒川区は、「奥の細道矢立初めの地 子ども俳句相撲大会」の開催を始め、夏休み子ども博物館「俳句を作ろう」、都電で俳句を詠む「都電DE俳句」、「子規・漱石句あわせin日暮里」などの数々の俳句事業を行うとともに、俳句手帳の作成、現代俳句センターの開設などを通して、俳句の普及啓発に努めています。

熱戦を繰り広げる対戦校の皆様

熱戦を繰り広げる対戦校の皆様

熱のこもった説明を披露します

熱のこもった説明を披露します

決勝戦の審査員の判定の様子

決勝戦の審査員の判定の様子

さすがの貫禄!開成高校

さすがの貫禄!開成高校

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〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎3階)

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