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更新日:2023年3月16日

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リアルを超える「VR海外旅行」、仮想体験が高齢者に新たな世界を開く~VRから始まる交流とフレイル予防~

 荒川老人福祉センターでは、高齢者がバーチャル空間で海外旅行を体験することで、多世代間の交流やフレイル(虚弱)予防につなげようと、バーチャル空港発のハワイツアーを企画。今回、区内在住の高齢者が仮想旅行を初体験しました。

当日の様子

 この日(令和5年3月15日)午前10時を過ぎた頃、荒川老人福祉センターには、海外旅行を楽しもうと高齢者が友人とともに集まってきました。

一行はバスに乗り込み、やってきたのは浅草にあるバーチャル空港です。流行りの高度AIチャットサービスで導き出した最適な旅先は、ハワイ。参加者はパスポートを手にゆっくりプライベートジェットに乗り込みました。

 機内での接客は徹底してリアル。キャビンアテンダントからVRゴーグルを受け取り、酸素マスクやシートベルト着用方法について説明を受けます。高齢者の外出の動機付けとなるような強い感動体験には、単なるVR鑑賞会ではなく、こうした手触り感のあるサービスが必要です。

 一行はVRゴーグルを通して30分間、360度いろいろな角度からワイキキの街並みや壮大な自然を満喫。

 帰路の途中、参加者は、「初めての体験。現実の旅行より面白いかも」、「本物のファーストクラスに乗ったみたい」等、友人とVR体験話に花を咲かせていました。

 

背景・目的

 健康長寿のためにはフレイル予防が重要であるが、コロナ禍等により、高齢者の社会参加の機会が減少しており、認知機能や意欲の低下につながる恐れがある。こうしたことから、荒川老人福祉センターでは、VR体験を通じて社会参加できる場を設け、高齢者の健康増進を図るとともに、家族や友人との交流が生まれる機会を提供する。

参加者のコメント

 東日暮里五丁目在住の女性は、「VR体験は初めてです。空と海がとてもきれいでした。海に潜る体験は実際に自分が海の中に入ったかのようでした。現実のハワイ旅行ではできないことが体験できて楽しかったです。」と話してくれました。

 

担当者のコメント

 eスポーツ、VRといった最新のデジタル技術を福祉の現場に取り入れることで、高齢者ができることを増やそうと考えています。近い将来、体の不自由な高齢者でも、仮想世界の中で自由に社会生活を送れるような時代が来るかもしれません。

 

搭乗の様子

 搭乗の様子

機内の様子1

機内の様子1

 

機内の様子2

機内の様子2

VR体験後の笑顔の皆さん

VR体験後の笑顔の皆さん

 

 

 

 

 

お問い合わせ

福祉部福祉推進課高齢者施設係

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎2階)

電話番号:03-3802-3111(内線:2618)

ファクス:03-3802-0202

区政広報部広報課報道映像係

〒116-8501荒川区荒川二丁目2番3号(本庁舎4階)

電話番号:03-3802-3111(内線:2135)

ファクス:03-3802-0044

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