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更新日:2025年8月5日
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いつまでも元気でいるために「フレイル」を予防しましょう
知っていますか「フレイル」
フレイルとは、年をとって心身の活力が低下した状態をいいます
虚弱を意味する英語「frailty」を語源としてつくられた言葉です。
多くの人が、健康な状態からこのフレイルの段階を経て、要介護状態に陥ると考えられています。
つまり、フレイルとは、「健康」と「要介護」の中間の状態のことです。
「ささいな衰え」から「生活に困る心身の衰え」の段階ともいえます。
フレイルは、健康に戻れる可能性のある段階です
「フレイルかも・・・」と感じたら、できるだけ早く、予防すると、もっと元気で長生きできます。
※注釈 次の「フレイルの兆候を見逃さない」を参考にしてください。
フレイルには3つの要素があります
身体的フレイル(日常生活のために必要な身体能力が低下する)
- 体重が減る
- 歩く速度が遅くなる
- オーラルフレイル(食べる時にむせる、固いものがかめない)
精神・心理的フレイル(認知機能の低下やうつ状態)
- 周りの人から、もの忘れがあると言われる
- 何もする気にならない
- 何をするのもおっくう
社会的フレイル(社会とのかかわりが減る)
- 友達づきあいが減る
- 一人で食べている(孤食)
- 外出の機会が少なくなる
フレイルの兆候を見逃さない
ささいな衰えは、気づきにくいものです。
その兆候を見逃さないために、まずは、自分の健康状態や日々の生活を振り返ってみましょう。
その1つの方法として、自分の「手指」で測る「指わっかテスト」があります。
両手の親指と人差し指で輪っかをつくり、ふくらはぎの最も太い部分で評価する簡易チェックです。
「囲めない」「ちょうど囲める」「隙間ができる」の順に筋肉が減少している可能性があります。
「隙間ができる」方は、要注意です。「フレイル」の可能性があります。
フレイルのセルフチェック(外部サイトへリンク)(別ウィンドウで開きます)
フレイルの予防にはこれ
1日3食、バランスよく食べましょう
栄養バランスを整えるためには、主食(エネルギーのもと)、主菜(からだをつくる)、副菜(からだの調子を整える)をそろえることが大切です。
栄養バランスは、1週間程度のサイクルで定期的にチェック。
「野菜が足りない日が続いたかも・・・」「肉ばかりで魚が少なかったな」など、偏りに気が付いたら、軌道修正すればOKです。
主食
ごはん・パン・麺類を毎食1品です。
主菜
肉・魚・卵・大豆製品のおかずを毎食1品です。
副菜
野菜・きのこ・海藻・いも類のおかずを毎食1から2品です。
汁物
汁物は薄味を心がけましょう。
その他
牛乳・乳製品・果物は、毎日欠かさず食べましょう。
食品中のたんぱく質の量を意識しましょう
豚肉の場合
豚肉(ばら肉)は、たんぱく質14.4グラム(100グラム中)です。
それを、豚肉(もも肉)にすると、たんぱく質20.5グラム(100グラム中)となります。
肉は赤身の多い部位を選びましょう。
豆腐の場合
豆腐(絹)は、たんぱく質4.9グラム(100グラム中)です。
それを、豆腐(木綿)にすると、たんぱく質6.6グラム(100グラム中)となります。
豆腐は木綿がお勧めです。
孤食よりも共食を(1人で食べるよりも誰かと一緒に食べる)
誰かと一緒に食を共にすることで、食欲が高まり、多様な食品を食べることにもつながります。
また、自身の食事量や味覚もチェックできます。
そこでご提案です。
家族や友達と、あらかわ満点メニュー提供店をいろいろ巡ってみませんか。
歩いて巡ると運動量もアップし、バランスの良い食事が食べられます。
お問い合わせ
健康部健康推進課保健相談担当
〒116-8507荒川区荒川二丁目11番1号
電話番号:03-3802-3111(内線:432、434)
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