ネット通販トラブル
ネット通販における、偽物販売や商品未着のトラブルが増えています。
連絡がつかない通販サイトとの交渉は困難です。特に、海外のショッピングサイトとの間でのトラブルは、対応や解決が非常に困難となります。
事例
- ネット通販で格安のブランド商品を買い、代金を振り込んだが、偽物が送られて来た。
- ネット通販で商品を注文し、代金を指定口座に振り込んだが商品が届かない。電話番号の記載がなく、メールで問い合わせても返信がない。
- 注文商品が品切れと連絡があり、コード決済で返金すると言われて応じると、高額な被害に遭う。
アドバイス
- 購入前に事業者情報等を十分確認してからネット通販を利用することが大切です。
- 通信販売にクーリング・オフの適用はありません。返品については基本的に業者の規約に従うことになります。
悪質なネット通販サイトを見抜く4つのポイント
- 住所や電話番号の記載がどこにもない
- 振込先の口座が個人口座である
- 日本語表現が不自然である
- 正規価格より極端に値引きがある
ネットショップ利用時のチェックポイント
- ショップの所在地(住所)や担当者名、特に電話番号を必ず確認し、表示に不備があるサイトとは取引しない。所在地についても、実在するか地図や画像情報等で調べておく。何かトラブルがあったときに確実に連絡が取れる連絡先を確認する。
- 支払い方法は、口座振込の前払いだけでなく、カード支払いや代金引換など、複数用意されているショップを選ぶ。前払いの場合、振込先の口座が個人口座である等の怪しい点がないか、きちんと確認する。
- サイト内にある「利用ガイド」「よくある質問」「特定商取引法に関する表記」などで、必ず利用規約を確認する。返品条件については、「気に入らなかった」「色が少し違う」等の理由でも返品できるか、事前に確認しておく。 ※注釈1
- 注文した内容、業者からのメールや確認画面は保存しておく。
- 商品が届いたら、すぐ中身をチェックする。注文と違ったり、壊れていた場合、すぐにショップに連絡する。
※注釈1 通信販売による契約では、返品の定めが無い場合、商品が届いてから8日以内であれば、消費者が送料を負担することで返品ができます。